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新卒でスタートアップに入社した、23歳の僕が考えていること。

新卒の年だった、2019もラスト一ヶ月。
町はイルミネーションで彩られてきた。

新卒でうきうきモンキーだった、
4月を考えると、僕の業務スタイルは、4月当初では考えられないくらい激変した。

思い返すと、4月はアプリの開発のため、サーバーのプログラミングをしていた。
しかし、現在はいわゆる開発と呼ばれる範囲よりは、オペレーション、仕組み化と呼ばれる範囲の業務を行っている。

現在会社は、社長をふくめ社員2人。(僕と社長だけ)
アルバイトのメンバーは10人強ほど。

何もない会社に、仕組みをつくっていく過程は、自分自身に一定のやりがいをもたらすと同時に
会社という仕組みをつくっていく大変さを、未熟な僕は日々感じている。

また、このような環境でいると、実質仕事を教えてくれるという人はほぼいないに等しい。
自分で考えて、実行していかないといけない。

また実行するにも、人、お金が少ない環境。
手数も、大きさも限られてくる。
精度が高い、仕事をしていかないといけない。

前置きをつらつらと書いてしまったが、
今回はこのような小さい会社という環境で、
23歳の僕がどのように考えて、日々仕事をしているのかをつらつらと残して置こうと思う。

これを読んでほしいのは、社員は自分が2人目、事業は立ち上げ中、上司はほぼいない、マニュアルも制度もなく、あるのは未来への希望のみの会社に就職しようとしている、
人生楽観的に考えている、一人でいることが好きな1年前の僕のような人だ。

——

仕事は人を動かさないといけない

僕は一番、苦労し日々大変だと思っていることはここにある。

なにを当たり前のことを言っているのだと、大抵の方々は思うかもしれない。
しかし、僕はこの部分はすごく大変だと感じると同時にこれが仕事の本質だとも感じる。仲間を動かし、お客さんを動かして、初めて成立するものが仕事。頭の良さをだけを競っていた学生時代とは違う。

僕は最初エンジニアとして就職した気でいた。
僕は一人で考えることは好きだけど、仲間とコミュニケーションを取りながら、物事をすすめてていくことは、そこまで得意ではない人間だ。
要約すると、陰キャだ。

エンジニアの人はどうすれば、コードがいい感じで動いてくれるのかを考えている。
いまの僕は、どうすれば人がいい感じで動いてくれるのか考えている。
 
人を動かす大変さは、前の働いていた会社から、組織の末端で働くような時から分かっていた。当たり前だが、人はプログラムの用に1回連絡しただけでは動いてくれない。
前の会社では、同じ連絡がチャットで、何回も飛び交っていた事を思い出す。

僕も含め、みんな、面倒くさがりなのだ。
闇雲に、一回連絡しただけでは、みんな日々のミッションに追われて忘れていってしまう。

そのため、僕はどうすれば人が意識して動いてくれるかを日々考えている。
相手はどこがモチベーションになっているのかを常に探し続ける。理解する。
最近は、有名な忘却曲線があるが、それに従ってアラートでも設定でもしようかと思っている。


プログラマーの仕事は、コードを書くことではなく、書かないコードをキメることだという名言がある。
僕のようなエネルギーが弱い人間が、人と共創していくには、どのポイントを抑えれば、最小工数でみんながスムーズに動くのかを常に考えることにある。

メンターになっている書籍はこちら。
言わずとしれた名著。D・カーネギー先生の人を動かす。
盗人にも五分の理を認める。は忘れない。


常にwhyを考える

僕がやっている仕事は誰からも与えれない。

よく言うことだが、スタートアップは自分で仕事を作らないといけない。
ただし、どうでもいい仕事を作ることは手が足りていない状況なので、意外と楽ちんである。

本当に難しいのは、なぜやるのか、本当にやる必要があるのかを考えていくことだ。

自分のリソースが限られているので、やらなくてもいいことをやっていた時の辛みは深い。
このあたりはイシューから始めよが名著なので、リンクを貼っておく。


ノウハウはあっても、実行していくのが難しい。
そんなことを日々思っている。

アウトライン、段取りをキメる

抽象的な仕事をさばいていけるようになることが、仕事人としての成長だと思う。
抽象的なものを投げられてそれを実装していくことは、面白みを感じる部分でもある。
僕の立場だと、経営の視点から、実行の視点まで考えて、仕事を組み立ていくことは、ものづくりの社会実装をしている感覚になる。

横道にそれるが、
社会実装をする上で、学ばないといけないものがたくさんあるのが僕は結構楽しかったりする。
行動経済学、心理学、組織学、などこのレイヤーの仕事をしていないと興味があまりでないような書籍も興味をもって読める。
抽象度が高い仕事には、その仕事を組み上げるのに必要な知識がたくさんある。つまり、学ぶべき知識がたくさんあるということ。
僕は、結局何かを学べるという環境が一番好きだと思っているので、この環境はそういう意味で充実感はある。

話をもどして、何かを実装するとなったら、段取りをキメるということは重要だ。
具体的にいうと、ゴールの定義を、5W 1Hの観点から、詳細に詰める。
それを達成するのに必要なtodo、誰がやるべきかを洗い出し、実行、監視していく。

言葉で書くと簡単なんだけれども、この辺ができないから、会社は苦労してるのだと思う。
ゴールまでを解像度高く見える力をつける、実行する。

まとめ

と、まぁ色々書いてみたが、やっぱり4月の時点ではあんまり想像ができていなかったと思う。
4月の僕は、エンジニアとしてのスキルベースで、どう成長していくかを考えていたと思う。
社会人8ヶ月目で考えていることは、ビジネスパーソンとしてどう生きていくかだ。
僕は、この4ヶ月間、開発と呼ばれるようなことは、ほとんどしていないと思う。業務の10%くらいだと思う。
プロのソフトウエアエンジニアとして生きていきたいと思っている人には、この道はおすすめはしない。
組織とか、社会とかを考えて、ソフトウェアだけでないものを実装したいと考える人にはこの道はなかなかおもしろいのかもしれないと思う。

また、この規模で大変だなと思っている自分に、未熟さを感じている2019年のクリスマス前だ。

執筆時間45分。


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