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昨日読んだ本(5)

おはようございます。

今日も起きてすぐ書いてみます。



昨日読んだ本の紹介です。






2011年出版の本なので、
11年も前になりますね。



著者が1年間、
お金を使わず生活した記録です。





今ではこういった
お金を使う比重を減らしている人の
話はよく耳にしますが




この方は
加速する消費社会、環境汚染に対して
危機感を覚え、行動したそうです。



イングランド在住。
無料で譲り受けた
トレーラーハウスに住み

食事は森の中で
採取し、
自作のストーブで調理していたそうです。


森にこもって
全く孤独というわけではなく
地元のフリーエコノミーコミュニティーに
所属し、

自分の体験したスキルなどの
情報交換をし


その仲間達と
キャンプをしたり
食物採取をしたりしていたそう

(この先は
食事中の方は読まないで頂きたいですが)



彼いわく
食物の肥料になる
排泄物を
わざわざ綺麗な水の上にして
巡り巡って自分が飲むようになるシステムが
信じがたい

と、といていて

私が
毎回毎日
トイレに行く度に

これを処理するのは大変だろうな、
ほぼ全員が毎日することだしな、

ぼんやりと感じていたことを
言葉にしてもらった
感じでした。


彼はコンパストトイレを使用し
実際に肥料にしていました。

さらに


赤ちゃんの紙オムツは当時イギリス国内で
一年間の使用量は30億個。

親が払っているオムツ代は、最低賃金で働く人ならばまるまる2週間の労働に値。


代用として
布オムツという手もありますが

オムツ無し育児、または
排泄コミュニケーションといわれる方法では

赤ちゃんの
(排泄したい)というサインや気配を
親や保護者が読み取り、トイレやオマルに連れていくということを

必要に応じて併用する、ということで
オムツの量がへるだけでなく
子供の気持ちを理解する力も身につく
とのことでした。


私には子供がいないので
実践は出来ませんが


仕事上
排泄がコントロール出来ない
高齢者のオムツの利用量は

環境面から見ても
とても気になっていたので
参考になりました。




彼は
この企画の前後に
出版社の方など関係者など
数千人単位の人数を集めて
パーティーを開くのですが

この時の食材や飲み物なども
野菜卸し業者や
スーパーの廃棄物などで
賄えてしまったそうです
(ポップを自家栽培してビールを作ったりもしていました)


イベントでは
皆が見返りを期待せず、
その日のために自分の出来ることを
しており

人間が
どれだけ得られるか
ではなく

どれだけ与えられるかを
考えて生きることにしたならば
世の中はこうなるだろう、という
最高に美しい例を見させてもらった、と
のことでした



彼は
1年が終了する目前になり
もとの生活には戻りたくなかったらしく

1年間の金なし生活が
今までの人生で
何よりも素晴らしかったと述べています。


人と人との間に
お金というものが
入ったことにより

実際に人と触れあう機会が減ることにより
人間に必要な
所属欲求、安心感が得らずらく
なっているのではないかと
思います。

お金を挟むことにより
この野菜が、
この紅茶が、
このコーヒーが

誰がどのように作って
どのように運んでいる
といった経緯も
見えずらくなっているとも思います

ここ最近読んだ本により

以前から環境問題には
意識があったものの

(食器、洗髪、身体を洗うのは全てオリーブ石鹸、
洗濯はマグネシウム、クエン酸を使う、肉は月に一度程など)


更に意識して
行動するようになりました。

具体的に
ゴミの量を出す時にいつも感じていた
罪悪感が
量を減らすことにより、軽くなってきたことが
嬉しいです


そして
買い物をあまりせず
不要なものはメルカリに出し

物を沢山持たなくなったことにより
気持ちがとても軽くなっています


よく考えると
昔の生活に
段々と戻っていくんだろうな、と

行きすぎると
また戻る、という
地球の自然な法則によって

行き過ぎた消費社会、環境汚染が
戻る、という
ことなのでしょう。

犯された汚染は
元に戻るのは
難しいかもしれないですが、


ここでも
自分が出来ること、
無理せず
楽しんで続けていけたら良いなと
思いました。








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