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我が家に家族が加わりました!

家族が加わりました!

昨年の6月2日に天に召されて。
『もうこんな思いはしたくないな、アンとの時間を忘れたくない・・・』
そう思っていたけれども。

もう一度だけ。
でもね、すごく似ています、アンに。


アンを忘れない

夜中、3時頃に起こされる。
アンが息をしていないって、言われて。

ヨークシャーテリアのアンジュ。
娘が名前をつけたのだけれど、省略してアンと呼んでいる。
生まれたのは2013年2月28日 木曜日。
家族になったのはその年の5月5日、子供の日でした。

高崎にあるイオンへ行ったとき、ふとペットショップに立ち寄る。
これも引き寄せ。

娘が『飼いたい』と言う。
後から聞けば、『100% 反対される』と思っていたらしいが。
とりあえず聞いてみたみたい。

「面倒を見ることができるなら、いいよ」
私の言葉に『まさか~』と、驚いたよう。

でも、本当にいいのだろうか。
一時的な衝動だと、あとで後悔するかもしれない。

「店を一周りしてから決めようか」
そうなったらしい。
私の記憶は定かではないけれど、
娘が言っているのだからそうだと思う。

そして結局、その日から家族になりました。


生まれて3ヶ月も経っていない子犬だから・・・
小さかった。
本当に。小さくてかわいかった。

そして気がつけば、いつもアンがいつもそばにいて。
私を癒やしてくれた。

アンが家族になったとき、娘の美結は中学3年生。
数年が経ち、娘が高校を卒業したあと、
東京の大学へ進学するために離れていった。(巣立って行った)

思えば娘が東京へ行ったその頃から、アンとのつながりが深まったんだと思う。
家の2階にアンの部屋がある。
仕事に行くときは大きな声で泣き続けて、
仕事から帰ってくると階段の上のところで、
床にべったりと張り付いて、こちらを見ている。

顔の横に私の足がつくと・・・
一度離れてから、一気に寄ってくる。

荷物を書斎において、寝室へ家着に着替えに行く。
着いてきて、勢いよく裏返ってお腹を見せる
「ちょっと待って」と言って着替えていると、体を反転して部屋の中を走り回っている。

お腹を軽くさわると、めいっぱい喜んでさらに動き回る。
毎日がその繰り返し。

「アン、アンパンマンを持ってきて」と言うと、
犬用の噛むオモチャ?、それをもってくる。
私がその中に手を入れて、アンパンマンの指を動かす。
すると、アンパンマンの指を噛んでくる。
全然痛くなくて、その動きがかわいくて。

本当にかわいかった。


おわかれ

3時頃に起こされたあと、急いでアンの側へ行く。
「アン!、アン!」
呼びかけると、しっぽが動いた。
私には動いたように見えた。

目もしっかりとこっちを見ている。
その後、動かない。

4月の初め頃から、なんとなく調子が悪そうだった。
下痢をしたり、食事をあまり摂らなくなったり。
気になったから、病院へ連れて行くと即入院。
膵炎。と診断される。
10日ほどして家に戻ってくると、ちょっと痩せて、弱々しい感じになっていた。

それでも、何日かすると少しずつ元気が出てきた。
「よかった、これで大丈夫かなー」
そう思った。

娘が5月連休で東京からに帰ってきた時、
アンを連れて近くの『鼻高展望花の丘』へ行ってきました。
ネモフィラが咲いていて、とてもきれいで。
アンも少し元気になっていたから・・・ すごく喜んで。

それが最後になってしまいました。
アンとの一緒のお出掛けは。

舌・ベロね。
舌先の色が変わって、黒ずんできた。
医者の話では『壊死している』って。
数日後には少しずつ切れてきて、日に日に、切れている範囲が広がって。
かろうじて端がくっついているだけ。
そんな状態へと変化していきました。

その姿を見ていると・・・
涙が出てきて。

数日が経ち、端だけ付いていた舌が、完全にとれて
あまり動かないんです。
私が帰ってきたのに、裏返ってお腹を見せることもしない。
悲しくて、涙が止まらない。

そレから数時間後、
その日の夜中に、アンが最期の時を迎えてしまいました。

振り返ってみれば、アンに癒やされたり、
勇気をもらったり、元気にしてもらったり。

何度も何度も助けられていました。
4年前に父親が他界したときも、
元気が出なかった時、アンに救われました。

いつもいつも思うんです。
もう少し、何かをしてあげればよかった。
抱いてあげればよかった。
遊んであげればよかった、って。

人も犬も同じなんです。一緒に住んでいれば、みんなが家族。
命の尊さがあって、歴史があって、いなくなってしまえば・・・ ただただ寂しい。
思い出してしまうんです。今でも。

アンが家族になった日 2013年5月5日。
天国へ召された日 2022年6月2日。
家族として一緒に生活をした日数 9年3ヶ月6日。

そして


そして、先週の土曜日。
新たな家族が加わりました。ヨークシャーテリアの『ラン』

生後3ヶ月。
まだまだ小さくて、危なっかしい。
名前を呼ぶと寄ってくる。
まだ出会って数日だけど・・・

仲良くしよう、よろしく。


ではまた。

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