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【百年ニュース】1922(大正11)年1月18日(水) フランスの彫刻家ピエール・ロシュがパリで死去,享年66。父は薬剤師で自身も薬学を学んだのち美術に転じる。彫刻と版画で頭角を現す。多くの公共施設の彫刻作品の依頼を受け製作した。1898頃パリのリュクサンブール公園に代表作『努力(L'Effort)』発表。

フランスの彫刻家ピエール・ロシュ(Pierre Roche)がパリで死去しました。享年は66歳でした。

1855年8月2日にパリで誕生、父は薬剤師でした。本名はピエール・アンリ・フェルディナン・マシニョンと言います。自身も父の跡を継ぐために薬学を学びましたが、のち美術に転じました。1873年に私立美術学校アカデミー・ジュリアン(Académie Julian)に入学し、彫刻と版画で頭角を現しました。

ピエール・ロシュは生涯に渡り多くの公共施設の彫刻作品の依頼を受け、製作し続けました。現在もパリ市内のあちこちで彼の作品を見ることができます。特に1898年頃に完成したリュクサンブール公園の《努力(L'Effort)》(別名《アルフェイオス川の流れを変えるヘラクレス》)は代表作となりました。

パリ・リュクサンブール公園《努力(L'Effort)》
(別名《アルフェイオス川の流れを変えるヘラクレス》)
《四月の泉の像》
《フキエの墓標》
《トンボ=リス》
ピエール・ロシュ(1855-1922)


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