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【百年ニュース】1921(大正10)5月25日(水) 飯塚正兵衛が市ヶ谷谷町で八百屋「武蔵屋」を開店。のち新宿を中心に首都圏に拡大したスーパーマーケット「新宿丸正」に発展した。創業地には「大魂塔」という記念塔が建てられている。この名称は青果の「大根」にちなみ命名された。

飯塚正兵衛が市ヶ谷谷町で八百屋「武蔵屋」を開店しました。のち新宿を中心に首都圏に拡大したスーパーマーケット「新宿丸正」に発展した。新宿区民にはなじみ深い四谷三丁目にあるスーパー丸正総本店で買い物をされたことのある都民の方も多いかも知れません。丸正の創業地には現在、「大魂塔(大根塔)」という立派な記念塔が建てられています。曙橋の近くの靖国通り沿い、住吉町交差点の近くです。大きな魂と書いてダイコン塔なのですが、意味としては野菜のダイコンもひっかけたダジャレとのことです。創業者飯塚正兵衛と妻かねの銅像もあります。それほど広くない土地で、当時の小さな八百屋「武蔵屋」をしのばせるものがあります。

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なおスーパー丸正と全く関係ありませんが、創業者の飯塚は埼玉県鴻巣市(こうのすし)生出塚(オイネヅカ)の出身です。古代史のファンの方はこちらの地名を聞いたことがあるかも知れません。古墳時代の東日本最大の埴輪生産の窯跡として知られているのが、生出塚遺跡(おいねづかいせき)です。行田市の埼玉(さきたま)古墳群など周囲の古墳で出土する埴輪はすべて生出塚遺跡(おいねづかいせき)で生産されたものと見られています。


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