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【百年ニュース】1920(大正9)6月4日(金)飯野吉三郎が原敬を訪問。飯野は原にある手紙を見せる。それは貞明皇后が下田歌子に書いた礼状で、飯野の聖旨をまた聞きたい、皇太子外遊には反対、と書かれていた。外遊につき原の真意を糺す飯野に対し原は言質与えず曖昧に返答。

「下田がこれ(手紙)を飯野に内示するも不謹慎の事なるが、飯野と下田といかなる関係にあるや、随分下田の品行については世評もあり…(中略)...多分飯野は右の趣旨にて下田に内話するにあらずや、これらのことは幸いに外間に漏れざるも甚だ憂慮すべきことなり(原敬日記)」

原敬

飯野吉三郎

下田歌子

貞明皇后


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