こんばんは

ガキの頃の夏休みの宿題で、

図画工作で何でも良いからクソ暑い中

何か作って持って来い

という課題がありましたよね？

アレで僕が小学生の時に

凄い謎の物体を作ったものがありまして

近所の廃墟みたいな所から拾ってきた

木片とか金具とかを適当に組み合わせて

作ったオブジェだったんだけど

名前がオマンチョンっていうんだよね

これが結構評価が良くて、

県から表彰されて展覧会に行く事になったんですよ

でも名前も良すぎた為に先生から

名前変えない？あと、何これ？

って言われたんですよ

でも僕はいや、オマンチョンはオマンチョンだし

名前は変えられない、

何って、だからオマンチョンだよ

って言い張ったんですよね〜

そうこうしてたら、ある日

空き教室みたいな所に保管してた

オマンチョンが無くなって、

展覧会に出せなくなったんですよ

誰が隠したのかとか、捨てたのかとか

クラス内でも話し合いが持たれたけど

結局、オマンチョンが出てくる事は無かった

あれからオマンチョンは何処にあるのだろう…

今にして思えば

具体的にどうやって作ったとか、思い出せないけど

何か適当にくっつけて、釘で固定したりして

何となく形になったから

これで良いやって感じだったんですけど

確か面白い半分か、いたずら心かで

中に何か変な物を入れた気がするんですけど、

それがなんだったか思い出せないんです

他の部品と同じく廃墟っぽい所で拾ったものだったと思うんだけど

当時も何だったか理解して無かった気がする

とにかく、オマンチョンに意思的な物を持たせたいなと考えて

その役割にナリソウナ、ナニカヲイレタ

ハズ…

完全にそれ以来、オマンチョンの事も忘れてだけど

こないだ卒業アルバムを見てて

当時の担任が載ってたから懐かしいな〜

オマンチョンって何？とか言ってたけどもっともだわ〜

って思い出し笑いをしてしまいました

んで家族と、その先生の話題をしたんだけど

その先生、あんたが卒業してすぐ当たりに行方不明っていうか、何か様子がおかしくなって学校の先生辞めたらしいよ当時の子供たちには言わないようにしてたんだけどね

と言われました…

え？！　何それ初耳なんだけど！！新聞とか載ってたん？

とか聞いたけど、そこまで大袈裟にはならなかったらしい

でも母が不可思議な事を言ったんですよ

その先生が行方不明になった時に校長だか教頭だかが、その先生の家を訪ねたらいんだけど

応答が無いからアパートの管理人に部屋を開けて貰って中の様子を見たら、部屋は綺麗で何の手がかりもなかったらしいけど、テーブルの上にオマンチョンって書いてある変な物が置いてあったらしいわよ
何なのかしらね〜

…だってよ…

うん！？オマンチョンってアノ？！！

いや、それ俺が作った物だよ！
とは言えずに、適当にお茶を濁して話を終えた

それからオマンチョンはどうなったか知らない

気になるけども追いかけてはいけない気がして

今に至りますと