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NETFLIX「ナイアド」に見る60代という人生【アカデミー賞ノミネート作品レビュー②】

先週からNetflixに再加入してアカデミー賞ノミネート作品をチェックしています。

2本目は「ナイアド」。アネット・ベニングが主演女優賞、ジョディ・フォスターが助演女優賞でノミネートされています。

「ナイアド」のタイトルの由来は、ダイアナ・ナイアドという実在の人物で、水泳選手。フロリダからキューバに泳いで渡ることに、なんと60代で挑戦した人物です。

この作品は、いくつになっても夢を諦めないことの重要さを教えてくれる非常にエンパワリングな話となっており、未だに人生の夢が実現する目処の立たない筆者は大いに励まされてしまいました。

将来、来るべき60代でも隠居せずに夢を追いかけて良い、と思うと生きる希望が湧いてきます・・苦笑。

主演のアネット・ベニングは、90年代にウォーレン・ビーティと共演した「バグジー」で有名になり、その後「アメリカン・ビューティ」(1991)と「キッズ・オーライト」(2010)でオスカーノミネートしています。

久々に見た彼女、ちょうど各ディケイドに一回は表舞台に出ている計算になりますね。今回もガチでリアルな演技に脱帽です。

ジョディ・フォスターも見るのは久々。

去年の骨太な映画「モーリタリアン」(グアンタナモ収容所での、911容疑者に対する拷問事件が題材)でのジョディの老け役を最近みたんですが、(自分を棚に上げて)人の加齢状態を久々に見るのはショックなものですね・・年齢にしては相当きれいなんですけどね。

フィルモグラフィを見ていくと、ジョディの出演作を最後にみたのは「パニック・ルーム」(2002年)なので、実に20年以上ぶりに見たことになります。

本作では体を張った逞しいアラカン女性を演じていて、芯の強さを感じます。おそらく「羊たちの沈黙」以来のアカデミー賞授賞式登場は見ものです。

現在アメリカで放映中の「トゥルー・ディテクティブ」のシーズン4
ではジョディが主演しています。

ここにきて複数の出演作で大活躍しているのは、どういう心境の変化があったのか非常に気になるところです。

筆者の予想は、2001年に生まれた子供が成人したので本格復帰したのでは・・と思います。

今後トークショーやインタビューで本音が聞けるといいですね。

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