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2024年 名古屋グランプリの予想

■何が何でも逃げたい馬は不在

 今回は「逃げてもいい」というタイプは何頭もいるが、何が何でも逃げたい馬が不在。テンが速いのは(2)ヒロイックテイルだが、同馬は昨年6月の中央OP・スレイプニルスSで逃げて(3)レッドファーロに完敗、(4)ディクテオンに先着という結果だった。

 よって、ヒロイックテイルは他馬がハナを主張すれば、控える可能性が高い。仮にヒロイックテイルが逃げたとしても、一昨年のブリリアントSを逃げ切り勝ちした頃のスピードはないので、そこまで速い流れにならないと見ている。

 また名古屋は馬場がタフで、距離2100mともなると、よほど先日のかしわ記念時のように水が浮くような馬場にならない限り、捲りも利く。展開にこだわるよりも、時計の掛かる馬場の2100m戦が向くタイプを中心に予想を組み立てた。

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