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伸びない新人は1日で分かる

はじめに

タイトルでもあるように伸びない新人についてのお話をしていこうと思います。
仕事を教える立場にある親方達は、新しく入った人が伸びそうかどうかはすぐに分かっちゃいます。
どの親方に聞いてもそういうのできっとそうなんでしょう。
それは経験や感覚な部分でしょう。

今回はそんな伸びない新人のお話です。

1.常に指示待ち

一つ目は常に【指示待ち】です。
このタイプは挨拶とかも自分からはしないです。
相手が挨拶してきたら自分もするって感じで何事も相手がしてくれたら自分も、と言った感じのスタンスです。

仕事でも同じで、言われたら言われたことだけしかやりません。
自分がやってる仕事の横に、ここも一緒に作業して行った方が良さそうなものがあっても指示がないのでやりません。
ちなみに、確認もしません。
自分発信で何かアクションをする事はありません。

基本的に指示待ちロボット君です。

このタイプの解決策は
しっかりと指示が出せるリーダーの下に身をおかせる事です。

仕事を進める上で、僕は3つのグループに分けて班を考えます。
そのグループは

1.言われた事すらできないタイプ
2.言われた事しかできないタイプ
3.言われてない事も想像できるタイプ

この指示待ちタイプの人はこのグループの1番か2番に属します。
しっかりとした指示が出せるリーダーの元に身を置けば、きちんと機能していきます。

次行きます!

2.真似をしない

2つめが【真似をしない】です。
親方から教えてもらった施工方法や手順を真似せずに自分流でなんでもやろうとする人です。
このタイプの人も成長が遅いです。
そしてこのタイプの人間はプライドが高いです。

『親方はこのやり方がいいって言ってたけど、絶対俺がやってるこの方法の方が効率いいし!』

はいアホ。
アホが渋滞しています。

先人の人達というのは、もう何十年もその道でやってきてて、いろんな方法を試して着た結果今の形になっています。
昨日今日入った新人が先人達の施工をはるかに凌駕する技術をいきなり出せるわけもないんです。

腰道具一つとってもそうです。
その分野の装備って大体、会社が変わっても同じようなところに同じような道具が装備されてたりします。
長年使ってて最適解になってる装備って大体似通ってくるんですね。

ただこのタイプの人間は自分流に色んなものを色んなとこに付けたり、無駄な装備が多かったりします。

仕事ができる人というのはそもそも装備がシンプルです。
仕事ができる人は足し算ではなく引き算で考え、無駄を削ぎ落としていきます。

このタイプの解決策は
うまくいかない経験をさせた後に、こちら側の方法を理解してもらう事に時間をかけます。
正直このタイプを育てるのは時間がかかります。
一旦自分でなんでもやってみないと気が済まないので、こちらの言い分をはじめからのむことがありません。

プライドが高すぎて、こちらからの意見を全く聞かない場合は、損切り決定です。
あなたがこの人に使う時間は残されていません。
厳しいですが、他の人に時間を使いましょう。
自分に時間を使ってくれるかどうかは、相手の時間を大切にしているかどうかにかかっています。
どんなにこちらが時間を使っても相手が自分の時間を大切にしてくれないのであればそれは心を鬼にして損切りです。
ここは人としての部分です。

伸びる人というのはやはり素直さが大切です。

3.服装がだらしない、道具を大切にしない

3つめが【服装がだらしない、道具を大切にしない】です。
靴のかかとを踏んで履いていたり、シャツが片側だけ出てたり、安全帯を腰ではなくお腹に巻いていたり…。

道具もそうです。
すぐに無くしたり、すぐに壊したり、変形しててもお構いない。
うまく使えなかったらパワープレイで無理やり使ってみたり。

このタイプも伸びません。

服装もそうですが、身だしなみもとても大切です。
朝ひげを整えてきてなかったり、寝癖頭で来てみたり。

仕事ができる人というのは人から見られてることを意識できる人です。
自分の仕事も誰かに見られてるという意識で作業します。

このだらしない人というのは人から見られてるという意識が低く、汚くてもズレてても、そのまま行っちゃえ!って感じです。
プロ意識がそもそも低いです。

このタイプの解決策は、毎日伝えることと、片付けや整える習慣をつけさせることが大切です。
自分の身の回りすら綺麗にできない人が、他人のためにやる仕事を綺麗にやるとは思えません。
このタイプの人を育てるためには、お母さんみたいなことをしなければいけないので、結構めんどくさいです。

根気のいる作業なので骨の折れる作業ですが、しっかりと向き合いましょう。

まとめ

伸びない新人の特徴を3つ紹介しました。
おさらいしますと

1.常に指示待ち
2.真似をしない
3.服装がだらしない、道具を大切にしない

このタイプは最初から親方にはバレてます。
一言で言うと【自己中】です。
自分のことしか考えていない人達が伸びない人達です。

逆に何をすれば相手が喜ぶのか?

これを想像できる人が伸びていく人ですね。

どんな仕事も誰かのためにやっていることです。
お客さんの喜ぶ顔を想像し、仕事に向き合うことが非常に大切ですね。


今回は伸びない新人のお話でした。

ではまた

本日もご安全に!

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