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大地の芸術祭2018 その④

 《初めまして、新潟県立十日町 病院長の吉嶺文俊(よしみねふみとし)と申します。突然お手紙を差し上げます失礼をお許しください。越後妻有の地域医療についてのご案内…

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7時間前

大地の芸術祭2018 その③

 ところで平成27年度の市町村国民健康保険における医療費の地域差分析(厚生労働省ホームページ)によりますと、魚沼医療圏は全国で最も低いということでした。国 の財政…

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1日前

大地の芸術祭2018 その②

 実は当院もこの芸術祭に参加したことがあります。愛知県の名古屋造形大学のやさしい美術プロジェクトグループの協力を得て、例えば子供達と一緒に小児科外来待合室の壁に…

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2日前

大地の芸術祭2018

【全自病協雑誌第57巻第8号】 ご存知の方もいらっしゃるかも しれませんが、今年は「大地の芸 術祭、越後妻有つまり アートトリエンナ ーレ2018」の年です。これは豪雪地…

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3日前

「命の道」⑦

 今回ようやく会えたネージュち ゃんは「急がずのんびりで平和が 好き」とのこと。私も了見の狭いことばかり言わず、広い心を持って Hakkatouge Tunnel …

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3週間前

「命の道」⑥

(全自病協雑誌第57巻第1号)  まあそういう心理もわからなくはない。例えばもし自分が大病にかかったときに、病院の規模、医師数、設備など異なる二つの病院を並へ…

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3週間前

「命の道」⑤

(全自病協雑誌第57巻第1号)  さてこの八箇峠道路に期待されることは何でしょうか? 前述の 地元市報には以下の3つが挙げられていました。ひとつは「豪雨・ 豪雪な…

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3週間前

「命の道」③

(全自病協雑誌第57巻第1号)  以前(窓 MEDICINE 2017年6月号)にも述べましたが、当院の属する魚沼二次医療圏は魚沼丘陵で分断されており、魚野川沿いの六日町(南魚…

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3週間前

「命の道」④

(全自病協雑誌第57巻第1号)  今回初めて知ったのですが、上沼道路は地域高規格道路に分類されるそうです。すなわち関越道と北陸道という高速道路(高規格幹線道路)…

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4週間前

「命の道」②

開通式当日には、ネージュ(十日町に潜んでいる雪の妖精)、ゆとっと、こめつぐ君などのご当ゆるキャラも勢揃い(写真)。地元有志の和太鼓は轟音のこだまとなり、…

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4週間前

「命の道」

全自病協雑誌第57巻第1号 「希望の道が、いま開く」(市報とおかまち:平成29年11月10日号)。越後妻有では紅葉にうっすらと白雪が重なる幻想的な風景をよく見かけます…

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4週間前

春の道すがら③

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1か月前

春の道すがら②

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1か月前
2

春の道すがら

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1か月前
1

ブログ「地域医療のゆくえ」⑥

 美味しい山の幸、海の幸を堪能 するだけではなく、医療や医学を 「楽しみながら学ぶ」感覚を身に つけてもらいたいものです。次世 代医療人のゆくえを見守りな…

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1か月前

ブログ「地域医療のゆくえ」⑤

 【総合診療実習 in 十日町】 (2017/04/13): 今年度から地域医療実習ではなく 総合診療実習を受け入れることになりました  安心してください  病院も指導医も指導…

yosshytsugawa
1か月前
大地の芸術祭2018 その④

大地の芸術祭2018 その④

 《初めまして、新潟県立十日町 病院長の吉嶺文俊(よしみねふみとし)と申します。突然お手紙を差し上げます失礼をお許しください。越後妻有の地域医療についてのご案内とお願いを込めましてお便りを差し上げる次第です。

大地の芸術祭2018 その③

大地の芸術祭2018 その③

 ところで平成27年度の市町村国民健康保険における医療費の地域差分析(厚生労働省ホームページ)によりますと、魚沼医療圏は全国で最も低いということでした。国 の財政を鑑みるに魚沼医療圏はとても貢献していて良い事なのですが、その大きな要因として慢性的な医師不足状態があります。新潟県の人口10万人あたりの医療施設に従事する医師数は191.9ですが、 十日町市は100.2そして津南町はなんと51.1なので

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大地の芸術祭2018 その②

大地の芸術祭2018 その②

 実は当院もこの芸術祭に参加したことがあります。愛知県の名古屋造形大学のやさしい美術プロジェクトグループの協力を得て、例えば子供達と一緒に小児科外来待合室の壁に楽しい絵を描いてもらったりしました。今回は残念なが ら病院改築中のため芸術祭に直接関わることはできないのですが、 工事現場のタワークレーンはモチ ーフのひとつになるかもしれませ ん。

大地の芸術祭2018

大地の芸術祭2018

【全自病協雑誌第57巻第8号】
ご存知の方もいらっしゃるかも しれませんが、今年は「大地の芸 術祭、越後妻有つまり アートトリエンナ ーレ2018」の年です。これは豪雪地の過疎化に悩む新潟県十日町市、津南町を舞台 に、2000年から3年に一度開催さ れる大イベントです。その基本理念は「人間は自然に内包される」ということで、東京23区よりも広大な面積にさまざまな現代アート がちりばめられます。今年の

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「命の道」⑦

「命の道」⑦

 今回ようやく会えたネージュち ゃんは「急がずのんびりで平和が 好き」とのこと。私も了見の狭いことばかり言わず、広い心を持って Hakkatouge Tunnel を ゆっくりと味わってみたいと思います。(全自病協雑誌第57巻第1号)

「命の道」⑥

「命の道」⑥

(全自病協雑誌第57巻第1号)
 まあそういう心理もわからなくはない。例えばもし自分が大病にかかったときに、病院の規模、医師数、設備など異なる二つの病院を並べられて、さあどちらかを選びなさいと迫られれば、やっぱり見た目が大きい方が良さそうだとか、有名な先生がいるからとか、 最近新築して綺麗だからというこ とで判断してしまうかもしれません。そのときにアクセス(近接性) は

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「命の道」⑤

「命の道」⑤

(全自病協雑誌第57巻第1号)
 さてこの八箇峠道路に期待されることは何でしょうか? 前述の 地元市報には以下の3つが挙げられていました。ひとつは「豪雨・ 豪雪などの災害に強い道路になります」。ふむふむ、誠にその通り。次には「地域の振興・経済の発展が進みます」。確かによく空間経済学におけるいわゆる「ストロー効果」を心配する方々もいますが、 幸い今回繫がれた両地域はどちらも都市度(田

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「命の道」③

「命の道」③

(全自病協雑誌第57巻第1号)
 以前(窓 MEDICINE 2017年6月号)にも述べましたが、当院の属する魚沼二次医療圏は魚沼丘陵で分断されており、魚野川沿いの六日町(南魚沼市)と信濃川沿いの十日町をつなぐ国道253号線は、昔から牛馬の通行も困難なほど険 しい道路でしたが、約50年前の昭和42年に八箇隧道が貫通しスノー シェッド(防雪トンネル)などの整備に努めてきました。し

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「命の道」④

「命の道」④

(全自病協雑誌第57巻第1号)
 今回初めて知ったのですが、上沼道路は地域高規格道路に分類されるそうです。すなわち関越道と北陸道という高速道路(高規格幹線道路)まではいかないもの、設計速度60km/hr 以上、2車線以上の自動車専用道路等の要件が定められています。通行料金が無料というところも嬉しいところです。 その機能として、通勤圏域の拡大や都市と農山村地域との連携の強化等による地域

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「命の道」②

「命の道」②

開通式当日には、ネージュ(十日町に潜んでいる雪の妖精)、ゆとっと、こめつぐ君などのご当ゆるキャラも勢揃い(写真)。地元有志の和太鼓は轟音のこだまとなり、子供達による天神囃子(妻有地方でずっと唄い継がれている祝い唄)は式参加者も巻込む大合唱、まさに大祭り。テープをカットし、くす玉を割ったら、みんなでバスに乗り込みディ○ニーランドのパレードのように何台も連な って大行進

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「命の道」

「命の道」

全自病協雑誌第57巻第1号
「希望の道が、いま開く」(市報とおかまち:平成29年11月10日号)。越後妻有では紅葉にうっすらと白雪が重なる幻想的な風景をよく見かけますが、そんな初雪の頃、多くの来賓と地元住民らが集い新トンネルの開通を盛大に祝い ました。上越魚沼地域振興快速道路(上沼道路)の終点側約10km 部分にあたる「八箇峠道路」開通は、地元住民・関係者の長年の悲願でした。

ブログ「地域医療のゆくえ」⑥

ブログ「地域医療のゆくえ」⑥

 美味しい山の幸、海の幸を堪能 するだけではなく、医療や医学を 「楽しみながら学ぶ」感覚を身に つけてもらいたいものです。次世 代医療人のゆくえを見守りなが ら、これからも細々と書き続けていきたいと思います。
なお2024年現在このブログは閉鎖しています。(おしまい)**************************************************
全自病協雑誌第56

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ブログ「地域医療のゆくえ」⑤

ブログ「地域医療のゆくえ」⑤

 【総合診療実習 in 十日町】 (2017/04/13): 今年度から地域医療実習ではなく 総合診療実習を受け入れることになりました  安心してください  病院も指導医も指導スタッフも今まで通りです 今年はふきみそから テレビ会議システムを利用して大学の授業を十日町で聴講します 放課後には大地の芸術祭 越後妻有アート・トリエンナーレ(略)

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