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介護現場の働き方改革~孫氏の『兵法』から~

大手企業を経て、介護現場に飛び込んだ私が考える「介護現場で働く人の働き方改革」を考えてみました。

人は理性より感情面での「損得」で判断しやすい

「冷静でいつもひとにやさしく、自分に厳しく」
そんな風でありたい。しかし、そんな聖人君子になかなかなれないもの。
だから、せめて「感情的にならず、わがままを言わず」ひとと関われる自分でありたいと考えている人もいるのではないかと感じます。

しかし、人は「理性より感情」の判断軸が優先される場合が多いそうです。(※どうやら脳の偏桃体という部位が大きく関わっていそうです)

たしかに、「頭ではわかっているけど、気持ちが追い付いていない」という場合だったり、「やる気が起きない、やらなければならないとはわかっているんだけど」的な。

やはり、何事も「気持ち」が人の生活には重要なようです。

何をすれば自分が「満足」できるかはひとそれぞれ

様々な人と会うと、
❒「充足感」がある人
❒「充足感」がない人
に出会います。

この充足感とは何か?が孫氏の兵法に書かれている気がしました。

「負けていない」という状態を自分で決める=働き方改革?

勝利条件、不敗条件
「自分は青春を犠牲にして勉学に励み、超一流大学を卒業した。そんな自分が、社会に出て人よりちょっといいくらいの給料しかもらっていないというのは、負けに等しい」と述べる人が本当にいたりする。ところが、その一方で、「自分はどん底かもしれないが、まだ生きているし、やる気もある。体も動く。だから負けていない」という人も実際にいる。(中略)ただし勝負という局面に絡めて一つ言えるのは、こうしたラインは高ければ高いほど、何かあったときに簡単に心が折れてしまい、復活しにくくなることだ。

「最高の戦略教科書 孫氏」
著:守屋 淳
出版:日本経済新聞出版社

介護に限らず、どんな環境でも「負けていない状態」を自ら決めて、動くことが、「充足感」のある生活や働き方につながるのではないかと感じました。

とくに、介護現場は「きつい職場」という社会一般のイメージが強いと思います。そんな環境で働いていると、他人から「大変ね。」なんて言われたりもします。

いろんな産業で働いたことのある私にとって、「介護=多様な産業の中でも大変な仕事」的なイメージはありません。むしろ奥が深く多くのことを感じ学べる仕事の一つです。♯この仕事が一番なんてそもそもないし

私も今日から、負けていない状況を考えていこうと思いました。

介護現場からは以上です。

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