コムロ ヨウスケ

現代アーティスト / デザイナー / ROOM427代表 / 東京-福岡2拠点生活 /…

コムロ ヨウスケ

現代アーティスト / デザイナー / ROOM427代表 / 東京-福岡2拠点生活 / 写真・旅・地平線Lover / 興味:宇宙・仏教・量子論 / アートポートフォリオ →http://room427.com/ 作品販売→https://bit.ly/34WHD4N

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tagboat Art Fair2024に出展します

4月26日〜28日に竹芝で行われる「tagboat Art Fair2024」に出展します。 毎年行われているタグボートの一大イベントも、今年で4回目になりました。東京ポートシティ竹芝の巨大フロアに、タグボート所属作家が一堂に会します。なので僕も出展はもちろん、皆さんの作品を見られることを大変楽しみにしております。 ほとんどの作家が在廊していますので、作品鑑賞とともに作家とのコミュニケーションもお楽しみください。竹芝という湾岸の再開発されたエリアは歩いていて面白く、海沿い

    • 人生の問題は一生解決できない

      息子が中学を卒業した。いろいろある年頃だから、学校生活もいろいろあるかなと思っていたが、さした問題もなく、あっさりと義務教育期間が終わった。意外なほどあっさりと。 自分の中学時代といえば、集団が苦手な体質の影響で、なかなか苦しいものがあった。 そんな自分自身の「問題」に、思春期の頃は誰もが悩むのかもしれない。ただ僕はそれが少し強かったように思う。毎日教室という集団の中で座っているだけで息が詰まるようで苦痛なのだから、もうどうしようもなかった。そんな学生時代の苦しさに比べれ

      • 学びの本質は、スターの背中を追い続けること

        昼頃起きたら、鳥山明死去のニュースが…。 リアルタイムのドラゴンボール世代、そしてマンガ家を目指していた自分にとって、鳥山さんは最も影響を受けた人物だ。ゆえに彼の早すぎる訃報は、心底残念でならない。 ただだからといって、あまり湿っぽい話はしたくないんだよねぇ…。 「鳥山先生のおかげで今の自分がいます!(キリ)」みたいなことも言いたくない。なぜなら鳥山さんがそういう熱量の高い話をされるのは、お好きじゃなさそうなので…。 鳥山さんにとって、世間の名声よりも、家で静かにプラ

        • 愛とは何かがわかった

          生物にとって、あらゆる行動も欲求も、基本「生きるため」であり、「死なないため」だ。 さらに人間なら、より良く生きたいし、なるべく自分の利益になるように考える。自分は特にそういうエゴが強いから、組織よりも個人優先で、好きに生きてきた。 ところが、息子が生まれて、初めて自分より大切な存在ができてしまうと、少し感情的におかしくなっていることに気づいた。もうかわいいとかそんな形容詞では収まりきれない「愛おしさ」に、どこか頭がおかしくなっているんじゃないかと思ったし、実際おかしくな

        tagboat Art Fair2024に出展します

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        記事

          アナログは贅沢で、贅沢はアナログ

          Xで素敵なポストを見つけてしまった。 終戦時に祖母が質屋に入れた蓄音機を、巡り巡って2023年に孫が偶然的に購入していたという話。そんな蓄音機で聴く音楽はなんと素敵なことだろう。 デジタル化が進み、CDすら見かけなくなった昨今にあっても、レコードの需要はなくならないらしい。いくら電子信号で本物と同じ音が再現できても、レコードが奏でるアナログな音には、僕らは特別な良さと豊かを感じてしまう。 蓄音機はでかいし、レコードはかさばるし、保管に手間もコストもかかる。それでも、いや

          アナログは贅沢で、贅沢はアナログ

          震災で生き残るために笛を買った

          笛を買った。 まずはワイフと息子用に、キーホルダー的につけられるものだ。そして両親には小型のものと共に、普通のホイッスルタイプの笛をプレゼントした。 元旦に起こった能登半島地震の惨状を見て、日本人なら誰もが「明日は我が身」だと思うだろう。いつ大きな地震に見舞われ、建物の倒壊などによって身動きが取れなくなるかどうかわからない。 そうならないことに越したことはないが、そうなってしまった時にせめてものアイテムとして笛を持ち歩くのは地震国で生きる上での小さな護身術だ。最近は小型

          震災で生き残るために笛を買った

          偶然に同じ船に乗り合わせたような関係にこそ旅情を感じる

          いつも通っているスタバの店員の方が、今日で退職されるらしい。僕が2011年に福岡に来て、その店に行き出した頃から、その方は働かれていたので、考えてみれば10年以上もよく顔を合わせていた。 客と店員という関係性ゆえ、あいさつ程度しかしていないけれども、それでも10年以上の間柄。最後のあいさつをして店を出る時は、なかなか寂しいものがあった。 このような、日頃頻繁に顔を合わせていて、お互いにうっすら認知し合っているような関係性を、どう表現すればいいのだろう。付き合いはないが、ま

          偶然に同じ船に乗り合わせたような関係にこそ旅情を感じる

          初詣の宗教アイテムは、願望の物質化

          今年は息子が受験なので、初詣は学業の神様が祀られている太宰府天満宮に行ってきた。 息子のための学業のお守りと、高校に合格したら自転車通学をしたいとのことで、交通安全のお守りも購入した。 考えてみれば、若い頃はこういう授与品という宗教アイテムを買うことに、すこぶる否定的であった。こんな役に立たないものに金を払うなんてバカだと思っていた。 それが変わってきたのは、息子が生まれた頃からだと思う。わかってきたのだ。宗教アイテムは、自分の「願望を物質化」させたものであると。 幸せ

          初詣の宗教アイテムは、願望の物質化

          この世の本当の神様は物理現象

          あけましておめでとう…と言いたいところだが、新年早々、大地震に飛行機事故と、全くおめでたくない。 新年なのに気が重いのは、ニュースのせいなのか、寒さに弱い自分の体調のせいなのか…。よくわからないけれども、とにかく被災した北陸の地域には、一刻も早い復興を願うばかりである。 今日は家族で初詣に行った。 毎年神様に祈るのは「平和な1年になりますように」なのだが、今年は祈る前から震災が起こってしまうというイレギュラーな展開に、「今年はどうなってしまうのでしょうか?」とまさかの疑

          この世の本当の神様は物理現象

          tagboat ART SHOWに出展します。

          2024年、展示初めは東京から。 1月17日から23日に、大丸東京店で開催される、tagboat ART SHOWに出展します。 今回は水滴のような表現を施した、「drops」という作品群を展示する予定です。 水滴という「ドット」と、それらが集まることでうっすら浮かび上がる一枚絵から、この世のミクロとマクロ双方の役割や関係性を見出していただければ幸いです。 tagboat ART SHOW 【詳細】 tagboat ART SHOW特設ページ 【日時】 2024年1月

          tagboat ART SHOWに出展します。

          最高のプロテインに辿り着いた(2023年版)

          初めてプロテインを飲んだのは、確か小五くらいだったと思う。 バブルと呼ばれたあの頃は、プロテインはおろかサプリすら一般的ではない時代だった。そんな時代に小学生の自分がプロテインを飲めたのは、母が健康意識が高かったからだと思う。きっとサッカー部で走り込んでいた自分に合うと思ったのだろう。 当時のプロテインは、まさにピュアプロテイン。余計な添加物が入ってない代わりに、そのままでは不味すぎてとても飲めない代物であった。母がプルーンなどを入れてなんとか飲める程度まで味を整えてくれ

          最高のプロテインに辿り着いた(2023年版)

          フリースタイルリブレで血糖値スパイクさせる食材を見つけ出した記録

          スマートフォンで血糖値を測定する機能が、もうすぐ実装させれるかもしれないらしい。 大変素晴らしい…もしも血糖値測定機能がアップルウォッチにも搭載されたら、すぐに買い換えると思う。 血糖値は、睡眠時間と同じくらい、一日の体調に大きく関わっている。それでも血糖値を気にする人が少ないのは、まだ測定する術が限られているからだろう。 強い眠気、ダルさ、疲労感。 誰もが日々少なからず経験している倦怠感は、睡眠不足やストレスの分脈で語られがちだけど、それよりも血糖値の波、いわゆる「

          フリースタイルリブレで血糖値スパイクさせる食材を見つけ出した記録

          突然死んでしまうかもしれない世界はプライスレス

          Twitterを眺めていたら、BUCK-TICK櫻井氏の訃報が流れてきて驚いた。ライブ中に体調不良を起こして搬送されたことはうっすら知っていたが、まさか亡くなってしまうとは…。この急展開は、本人のみならず、親しくしていた周りにも方々にとっても、大変酷だなと思う。 この手の突然に訃報に触れるたび、明日は我が身であることを感じずにはいられない。いくら健康を意識していても、心臓や脳に異常が発生したらどうしようもない。そして親しい友人も40を過ぎれば普通にメタボが気になる体型になっ

          突然死んでしまうかもしれない世界はプライスレス

          僕らが自動的に豊かになっていく件(時間の流れと富について)

          古今東西、人は富に魅せられ、贅沢な暮らしに憧れる。セレブが話題になるのも、みんなが贅沢な暮らしに憧れるからだろう。ただ贅沢という感覚は、比較の中でしか存在できない。そしてその比較基準は時代によって大きく変わり、いうほど「よいもの」ではないのではないかと、過去の富豪の「昔は贅沢だった」生活に触れると思う。 今年の夏は、江戸時代のお城に、有力商人の邸宅、明治時代に皇室の方々も滞在したというお屋敷を見る機会があった。当時の贅沢の粋を集めた建築やインテリアに、時の権力者や特権階級の

          僕らが自動的に豊かになっていく件(時間の流れと富について)

          「ART FAIR GINZA 2023」に出展します

          来月9月2日〜11日に行われる「ART FAIR GINZA 2023」に出展します。 今回は和紙を使ったemptyシリーズの他に、今年ずっと作ってるリフレクション(反射)をテーマにした作品を出展しますので、お近くの方はぜひお越しください。 フェアは2部制で、僕は「Part1」9月2日(土)~9月6日(水)のほうに出展予定です。 ART FAIR GINZA 2023【詳細】 ART FAIR GINZA 2023 【日時】 2023年9月2日(土)~9月11日(月)

          「ART FAIR GINZA 2023」に出展します

          「畳とカーテン」の日本人

          先週島根に行ってきた。 松江で時間ができ、せっかくなので松江城に行ってみた。 松江城の天守閣の眺めもよかったけれど、自分的には、城内にある「興雲閣」という、明治に建てられたお屋敷が印象的だった。 コロニアル建築は世界各国にあれど、だいたいは植民地時代を象徴するようなものだ。ところが日本の場合は占領された結果としてではなく、自ら率先して「真似」をして、欧米化しようとした。 その憧れの西洋文明を頑張って取り入れている様が、建築の至る所から感じられて面白かった。皇室の方々が滞

          「畳とカーテン」の日本人