自分だけの”山”を見つけるとは
テスト期間の山が終わり(まだ終わっていない)、少し余裕ができたので心の整理のためにも少し文章を書いてみます。
僕は昔からいろいろ考え込む性格で、いつも何か考えています。
周りからも素直だね、と言われることもあるのですが、それは本当でいい意味でも悪い意味でも素直で反応的なのです。
自分よりもすごいと思う人(そんなの数え切れないのですが)
自分よりもいろんなことやってる人
人に承認されていると思う人
そういう人たちを見るたびに、この人たちと同じことをやれば、「同じようにみんなに好かれるのかな?」「すごい経験を語れるのか?」
そんな安直な考えをこれまで幾度となく繰り返し、いろんなことを始めて辞めてを続けてきました。
でも、次第に自分の矛盾に気がつきました。
自分が心動かされ、大きく影響を与えてくれる人は皆”好きなことをやっているんだ”と。
何も特別なことをやっていない。
そこには、自分の承認欲求の強さがありました。
誰かに認められたい。周りからすごい人と思われたい。
人間として持っていて当然の欲求ですが、それを追求するだけでは面白くない。
先日MITメディアラボ 石井裕教授の講演に行きました。世界のトップのMITで教鞭を取られ、コンピューター科学者として数多くの実績を残して来られた方から、聞いた言葉に多くのものを学びました。
その中でも自分に強く残ったのが、3つの強い個として持つ力についてのお話でした。それは、
出杭力:出る杭は打たれる場合もある。しかし、出すぎた杭は打たれない。中途半端に出ず、徹底的に出る力。
道程力:誰もいない原野に一人分け入って新しい道を造り、その道を孤独に耐えて全力疾走する力。
造山力:海抜ゼロメートルから新しい山を造り上げ、世界初登頂をすること。新分野をゼロから作る力。
先生から聞いた言葉はまっすぐに自分の心に刺さり、
人生ってすごく短いんだなと。
と実に率直に悟りました。
このまま自ら挑戦しなければ、山を見つけて終わってしまうかもしれない。山さえ見つけられないかもしれない。
そして、石井教授が繰り返しおっしゃっていた言葉がありました。
”好奇心(Curiosity)を持て”
自分の心の中から湧き上がる好奇心のままに生きること。
僕はそんな人生を送りたいと思いました。
自分が今やりたいこと。
それはまだはっきりとはしていませんが、
技術(モノづくり)と社会を結ぶ仕事に携わりたいと思っています。
技術は、あらゆる可能性を広げると同時に、本物であると思っています。
社会は、私たちが暮らす世界。
この2つの間に、橋をかけることが僕のやりたいことです。
橋のかけ方はまだ分かりませんが、一つずつ行動にして、明らかにしていきたいとおもいます。
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