オウムは知能を手に入れた

オウムは知能を手に入れた

はじめに

今までの記事では、LINEBOTの基礎であるオウム返しBOTの作り方、コードの解説、APIで使える機能の解説をしてきました。

しかし、LINEが提供しているMessaging APIでは、できることが限られています。単純にオウム返しをしたり、位置情報やスタンプを送ったりすることしかできません。

LINEBOTは外部のサービスと組み合わせることで、真価を発揮します!
今回はMicrosoftのサービスと組み合わせてみました。


オウムBOTに顔分析AIを搭載しました。

まずは作ったBOTを紹介します。
1人が写った画像を送信すると、性別、年齢、感情、化粧の有無などを推測して返してくれます。

複数人が写った写真を送ると、写っている人の人数を教えてくれます
チャットを送ると、ランダムで話しかけてくれます

補足
顔写真が著作権の侵害に引っかかるのか、わからなかったので、このサイトから存在しない人の写真を使ってます。この写真はGANというディープラーニングの技術により生成されています。

試してみてください!

下記から友達追加できます。ぜひ試して見てほしいです。
友達登録の上限が50人までです。ご了承ください。

顔分析BOT全体像

①Lineから人が写っている画像を送ると、Herokuに送信されます。
②それをHerokuで上で受け取ります。
③Pythonによる処理により、Microsoft FaceAPIに画像を渡します。
④Microsoft FaceAPIは画像に1人写っていたら分析結果、複数人写っていたらその人数を返してくれるので、それをHeroku上で受け取ります。
⑤その返ってきた結果をLINEに送れるようにメッセージの形に戻してから返信します。

このような流れで、顔画像から性別、年齢、表情などを分析し、その結果を教えてくれます。

まとめと感想

LINEBOTとMicrosoft社のFaceAPIを組み合わせることで、顔を分析できるBOTを作りました。

機械学習や深層学習系のAPIを使うことで、簡単に面白い機能をBOTに追加することができます。

Microsoft社のFaceAPI以外にも、

Google Cloud AutoML Vision
機械学習の知識がなくても独自の画像認識モデル作成、検証を行うことのできるサービス


IBM Watson APIのConversation(会話)
画像認識や音声認識などのWatsonの機能をAPIとして公開している


これらのように機械学習、深層学習に関するAPIが豊富なので、色々試して面白いものをBOTに搭載してみたいですね!

また、APIで遊んだ後は、機械学習や深層学習のモデルの構築を学ぶことで、
現時点のAIに関する技術力は、何ができて何ができないのかを見極めていきたいです。

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