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バイト10個紹介する・前編

  1. 寿司屋のホール

  2. コールセンター

  3. 塾講師
    ↑ここまで前編

  4. 試食販売員

  5. 軽作業

  6. ビラ配り

  7. 塾の事務

  8. 学童保育指導員

  9. 試験監督

  10. 覆面調査

大変だったものから紹介していくぜ!

1.寿司屋のホール(時給1,080円)

本当に大変だった。回らない寿司屋なら普通のファミレスとかよりゆったり働けるのではないかと思って働き始めたが、マニュアルやシステムがしっかりしていない分より大変だった。
例えばドリンクを作るだけのことでも、ウーロン茶は氷ありかなしか、ホットかアイスか聞いて、それぞれで違うグラスを使いましょう、みたいなことを誰も教えてくれなかった。作る時になって毎回質問しなければならず、店が忙しい時などはとても聞ける空気ではなかったので、18歳くらいの私は戦々恐々としながら働いていた。もちろん人間ができる限りの全てのミスをした。
また、ファミレスなどではスマホのようなわかりやすい機械を使ってその場で注文を打ち込めば良いが、なぜかそういった便利な機器はなく、聞いた注文をバックヤードまで行って通す作業が必要だった。そのため、何度も呼び止められて注文を聞くと一度に3〜4卓分の注文を控えて裏に伝えに行かねばならずかなりストレスだった。

ここで教訓:何でも聞こう。答えなかったらその先輩が悪いよ。だって知らないことはできないからね。ミスした方がより険悪になるから、バカのふりして何でも聞いてメモしよう。

教訓その2:お客さんを待たせよう。「少々お待ちください」を多用していいので、抱え込まないようにしよう。ミスの元だから。

ちなみに常連が私にめっちゃくちゃ粘着して私のシフトを把握するために毎日通った末に私が出勤する月水金必ず来るようになったという、なぜ?みたいな出来事があった。(物を渡してきたり出待ちされたりもしていた)最終的にはハッキリ「迷惑なのでやめてください!」と言ってなんとかなった。強く生きよう。

2.コールセンター(時給1,200円)
まあ寿司屋を辞めてコールセンターに入った時は天国かと思ったよ。座ってられるし。対面でお客さんがキレてこないから声だけで謝ってればいいし……。
ただ、2年くらい続けるともう出勤するのがとにかく嫌になっていた。自分が気づかないうちにストレスが心に蓄積していたのだと思う。
寿司屋は体力的にキツかったし、よく叱られたし、対面でお客さんの相手をしなくてはいけないという意味でも高いレベルの接客を求められた。でも、お客さんの笑顔を見ることができたり、「ありがとう」と言われることも多かった。また、周りの同僚とチームで仕事をこなしていくという、スポーツのような楽しさもあった。
コールセンターで「ありがとう」と言われたことはほぼなかったんじゃないかと思う。一年過ぎたあたりからクレーム対応と営業を両方やっていたのだが、クレーム対応では「本当に人間か?」と疑いたくなるようなことを言われたし、営業はそもそも商品がいいと思えなかったのであの手この手で客を丸め込んで買わせるというのが詐欺みたいで悲しかった。

ここで教訓:自分のストレスを無視しないようにしよう。心が痛んだらちゃんとそれを受け入れて誰かと共有したり、上司に相談したりして環境を改善する努力をしよう。心の限界を知ろう。
教訓その2:自分から仕事の楽しさを見つけていこう。営業も正しく商品を理解して、本気でお客さんに合ったものを薦められれば「ありがとう」と言われるし楽しかった。クレーム対応も、お客さんは怒ってるというより困ってるんだと思って、本気で寄り添った方がうまくいった。見えないからと言って中途半端にやるより、お客さんに本気で向き合った方が何事も楽しいのだろうと思った。

3.塾講師(時給2,500円)
そりゃ子どもはかわいいよ。かわいいけど……
小6に受験対策の国語を教えていた。時給分働いて時給がもらえるならいいのだが、今までやった仕事の中で1番割に合わなかった。
2時間授業をして5,000円という換算なら決して悪くはないのだが、授業準備と宿題の添削などの授業外の仕事の方がよほど多かった。正直、それは予想の範囲内だった。
が、受験クラスとなると話は別だった。受験が近づいてくると、先輩の講師たちからスケジュールを全て出すように言われ、そのスケジュールの空いているところは全て塾に来て生徒の質問に答えるように言われた。無給どころか、交通費も出ないのでマイナスだった。ものすごい同調圧力の世界で、私以外全員熱血だった。居酒屋で泣きながら生徒の家庭事情について話し合うような講師ばかりだったので(そんなことはしてはいけない)、生徒のためなら何でもできる!というテンションでないとめちゃくちゃ除け者にされた。
当時私は大学生で、バイトより学業の方がよほど楽しかったので、ちょっとそのノリについていけなかった……。

教訓:先生になりたいとか、バイトに全力投球できる人じゃない限りはやらない方がいい。というか普通にブラックバイトなので、やる前によく調べるべきだった。

教訓2:できないことははっきりできないと言おう。
頑張ればできることはできることのうちに入らない。時給労働者としてお金をもらって働くのが当たり前なのに、無給で毎日出勤するのはおかしい。それを「頑張りが足りない」とか「生徒への愛がない」とか言われても無視していい。社員なら分からんではないが大学生のバイトに対しては求めすぎだった。それに耐えられないなら早めにやめるべきだった……まあ実際、辞めようとして止められて残ってを何度も繰り返したのだが……。

………………

次は中編です。

中くらいにキツいバイトを紹介します。お楽しみに!

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