見出し画像

本日の注目の1冊『眠れなくなるほど面白い 図解 犯罪心理学』


〈犯罪心理学を通して、身近に潜む犯罪の実態や背景を解説〉

著者:越智 啓太
発行:株式会社 日本文芸社
発行日:2024年2月
ページ数:224ページ
定価:990円(単行本)Kindle版 911円
Amazon評価:
⭐️3.4

1. はじめに

本書は、犯罪心理学をわかりやすく解説した書籍です。専門書が多い犯罪心理学ですが、本書は図やイラストを豊富に使い、見開き1ページで1トピックを解説しています。
犯罪に手を出してしまう人の心理や、犯行内容からわかる犯人像、巧妙化する手口や防犯法など、犯罪心理学の様々な知識を楽しみながら学ぶことができます。

2. 犯罪心理学とは何か?

犯罪心理学は、心理学の一分野であり、犯罪行動や非行、犯罪者の心理・行動パターンを研究する学問です。犯罪の予防や再犯防止に役立てられることを目的としています。

3. 犯罪の三大類型

犯罪は、大きく3つの類型に分類することができます。

  • 情動犯罪: 怒りや恨みなどの感情に基づいて起こる犯罪。殺人、傷害、放火など。

  • 認知犯罪: 利益を得るために計画的に起こる犯罪。窃盗、詐欺、横領など。

  • 病的犯罪: 精神疾患などの影響で起こる犯罪。殺人、放火、性犯罪など。

4. 犯罪者の心理

犯罪者は、様々な心理的な要因によって犯罪に手を染めてしまいます。

  • 性格特性: 攻撃性や衝動性が高い、共感性が低いなど。

  • 生育環境: 虐待やネグレクトを受けて育った、貧困の中で育ったなど。

  • 認知特性: 犯罪を正当化する思考パターンを持っているなど。

5. 犯罪の捜査

犯罪捜査では、犯罪者の心理を理解することが重要です。犯罪者の行動や発言から、犯行場所や犯人像を推測することができます。

  • プロファイリング: 犯罪者の心理的特徴を分析し、犯人像を推測する方法。

  • 尋問: 犯罪者に自白させるための質問方法。

6. 犯罪の予防

犯罪を予防するには、犯罪者の心理を理解することが重要です。犯罪の起こりやすい状況を避け、犯罪者に狙われにくい対策をすることが大切です。

  • 防犯対策: 自宅や職場を犯罪者に狙われにくい状態にする対策。

  • 犯罪被害者対策: 犯罪被害を受けた人のための支援。

7. まとめ

犯罪心理学は、犯罪の予防や再犯防止、犯罪被害者への支援などに役立てられる重要な学問です。本書は、犯罪心理学の様々な知識をわかりやすく解説しており、犯罪について理解を深めるのに役立ちます。

8. その他

本書には、犯罪に関する様々なエピソードや事件も紹介されています。また、犯罪心理学の研究方法についても解説されています。

9. 対象読者

本書は、犯罪心理学に興味がある人、犯罪について理解を深めたい人、防犯対策について学びたい人にオススメです。

10. 終わりに

本書は、犯罪心理学についてわかりやすく解説した良書です。
図やイラストを豊富に使っているので、犯罪心理学の専門知識がない人でも理解しやすい内容になっています。
また、犯罪に関する様々なエピソードや事件も紹介されているので読み物としても楽しめます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?