見出し画像

子どもの“噛む”を育むための「心構え」【幼児期】

管理栄養士の「もりこ」です!

子どもの噛む機能は、成長とともに自然に身につくものではないことをご存じですか? 経験させて習得させる必要があるのです。やわらかいものや、子どもが欲しがる食べやすいものばかりあげていると、噛む機能が育たず、食べることに苦労することになるかもしれません🤔

なんでも食べられる子に育てるために、幼児の食にかかわる大人が知っておきたいことをまとめました!

「噛む」を育てる大切な要素


・正しい姿勢で食べる

足はぶらぶらしたり組んだりせず、床に足の裏がしっかりつく姿勢がとれるようにしましょう。噛むこと、食べることへの集中力が上がります✨

・いろいろな食感に触れる

はじめはうまく食べられなくても、いろいろな食感を経験して、工夫しているうちに舌や頬、唇の動きが促されて、食べられるようになります。食べられるものだけを与えるのではなく、いろいろなものを食べる機会を与えましょう✨

・子どもが自分で持って食べる

人に食べさせてらうと、介助者のペースが噛んだり飲み込んだりするタイミングに影響してしまうことがあります。自分の手で口に運ぶようにすると、子ども自身が自分のペースで噛むことができます✨

・急かさない、話しかけすぎない

できるだけ、噛むこと、食べることに集中できる環境を整えましょう✨

・危険な食べ方に注意する

一口を入れる時口の奥のほうに運ぶ食べ方や、詰め込み食べがある場合は、気を付けて。一口量をかじり取る練習から始めましょう。
吸い食べは窒息リスクが高いため、この癖がある場合は特に大豆、卵ボーロなど、小さくて丸いものは危ないので注意してください。前歯や唇を使って食べる練習から始めましょう。

まとめ

乳幼児期は、「噛む」機能を育てる重要な時期です。子どもの咀嚼機能を育てることは、将来の食生活や口腔・全身の健康にも大きく関わってきます!

大切なこの時期にこそ、意識していろいろなものを取り入れ、上手に楽しく食べられる経験を積み重ねていきましょう。そのためには、大人の協力が不可欠! 子どものころに食べることに自信を持てたら、将来の食生活もきっと楽しいものになりますよ😊

***
最後まで読んでいただきありがとうございました。
当施設や歯科で働く管理栄養士について気になる!
という方はこちらもご覧ください! 

🐅Instagram
https://www.instagram.com/you_care.oral/
🐱Twitter
https://twitter.com/sanyukai_info

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?