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【日記】おっさんずラブにハマる

春ドラマがレコーダーの番組欄に並ぶようになり、目をつけていたドラマの録画予約をする作業中、このドラマのタイトルが目に留まった。

……なんだよ。
なんなんだよ、この乱暴なタイトルは、なんだ。
と、思いつつも予約ボタンを押さずにはいられない吸引力。

今思うと、自分の感性グッジョブ!と思わずにはいられないファインプレイだった。しかし、そのまま予約をしたことさえ日々の雑務の中に忘れていた。

そうしているうちに自分のツイッターのTLでこのドラマの評判が流れてくるようになり、どうやら面白いらしい。待てよ、私、撮りためてるじゃん、ということで、1話を見てみたところどストライクだった。

ここだけの話、私は百合は好きなのだがBLは苦手部類である。そんな私がグイグイ物語に引き込まれるほど役者さんが上手い。本が面白い。

おっさんたちの愛を一身に受ける主人公春田は、女の私からすれば夫にしたくない男性の見本のような男なのだが、一人の人間としては誠実で不器用で優しくて無邪気で男気もある。そして最高にチャーミングなイイ奴。

その春田を愛する黒沢部長は吉田鋼太郎さんが演じられており、これがただの恋する少女!!あのつぶらな瞳はなんなのだ、熟練した役者というのはあんなことまでできるのか!
芦田愛菜が戦国武将を演じてなんの違和感もないほどのインパクトと言えば通じるか!?

ライバルの牧くんは健気で色気のある演技がたまらなく、応援したくなるいじらしさ。私が嫁に欲しい。実に、欲しい。

そして物語もここは小劇場かと思うほど滑稽に展開していく。
ものすごく、私好みであった。

そして思い知る。
こうして、今放送されている分だけしかみてないが、このドラマは「おっさんずラブ」以外のタイトルが思い浮かばないのである。
これしかなかった、この物語は看板に偽り無しのおっさんずラブ。

おっさんだからなのか。
人は中身だからなのか。
真剣であればあるほど面白さが加速していく皮肉なドラマだ。

すごいのが隠れていた。今年の春は、良い春だ。

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