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15)パンツの裾上げ:手まつり編

裁縫さいほう が得意な人に
「ズボンの裾上げお願い♪」
なんて気軽に頼んでいませんか?
実は写真のようなきれいめパンツの裾上げは
沢山の工程があってわりと時間がかかるのです。

今日はその工程を写真を追って説明していきます。
ちょっと長いけど、最後まで読んで頂けたら
いざ自分でやるときに役立つかしら?
裾上げをやんわり断るときにも
お役に立てると思います♪

左:短くしたい長さ  右:アイロンで折り目をつけた状態

足の長さに合わせて丈を決め
アイロンで折り目をつけます。

ミシンの糸ほどく

リッパーで裾上げミシンの糸をほどきます。

カットする

裾のラインをチャコペンで引き直して
裁ちばさみでカットする。
アイロンが必要な場合はかける。
(今回は切り落とすのでかけてません)

出来上がり線より下をほどく

裾が細くなっているタイプのパンツなので
裾上げで裏側がツレないように
折り線よりも下の脇縫い目をほどきます。

ほどいた状態

折り上げ部分の裾幅が不足するので
出来上がり線から下は斜めに縫います

斜めに縫っているところ

出だしは2cmほど重ね縫いをします。

斜めに縫い終わったところ

縫い代を手ぐしで割ります。
手ぐし=爪の先でしごいて折り目をつけること

裏側の脇線の補正完了

このままでは切った部分がほつれてくるので
布端をジグザグミシンかロックミシンでかがります。

ロックミシンで布端処理

写真で見るとスルーしちゃいますが
ロックミシンで布端をかがるということは
ミシン糸を布色に合わせて付け替える
って作業も入ります。(しかも3本)

きちんと仕上げたい場合
同じような色の糸を持っていないと
わざわざ買うことになります…
(約¥300×3本 + 送料とか)
このあたりから自分でやることのメリットがぼやけてきますよね…

ロックミシンの糸処理

ロックミシンの糸端を
毛糸針で縫い目の中に入れます。
(老眼じゃない人は刺繍針でもイケる?)

らくらく糸通し

最後に裾を手縫いでまつっていくので
手縫い糸の準備をします。
(私はいつもミシン糸でやっています)

針穴に糸を一瞬で通したい方は
迷わず便利な道具を使ってください。

手縫いで裾上げ

表に縫い目(糸)が出ないように
表側の布は1mmほどすくい
裏側(手前側)はしっかりすくってまつっていきます。

裾上げ完了!

表側から見える裾の点々が
糸をすくっている箇所です。
最後に仕上げアイロンをかけて完了!
時間は、道具が揃っている状態で1時間ぐらい。

あとがき

ね?意外に面倒でしょ?

三つ折り処理できる普通のパンツなら
自分でやってもいいですが…

きれいめタイプのパンツの場合は
買ったお店でやってもらうのが
一番安くてきれいだと思います。
もしくは糸が揃っている街のお直し屋さんで…
★洋裁技術を向上させたい人は
ぜひ自分から進んで機嫌良く受けて下さいませ。

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