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滋賀・愛知の美味しいもの旅記録。写真多めです。

3月14日から16日に、滋賀県の彦根・長浜、愛知県の犬山市へ出かけてきました。
目的は国宝を拝見することと、茶道の勉強。
レンタカーを利用して走り回り、国宝を4つ、

彦根城
渡岸寺十一面観音
犬山城
如庵

茶道に関係する施設は

彦根城博物館
近江孤篷庵
総持寺
国友鉄砲ミュージアム
辻宗範出生の地
有楽苑(如庵)

を見ることができました!
バタバタ走り回ったのでかなり疲れましたが、出向いてよかったです。

ちょっと説明をつけてみます。
彦根は井伊大老こと井伊直弼の生誕地で、大名家由来の茶道具が多く残されています。
井伊直弼は石州流の大茶人でもあって、政治の世界に転身する前は茶碗や香合を作ったり、「茶湯一会集」を遺してます。

14番目の男子に生まれて、生涯部屋住が確定しているはずだったのに、どういうわけか彦根藩藩主、幕府大老に出世して本人もびっくりだったのでは。

近江孤篷庵と総持寺は長浜市の小堀遠州にゆかりのある寺院です。ちょっと交通の便がよくない。
総持寺は小堀家の御屋敷のおとなりにあるので、小堀家の人々と付き合いが深く、遠州公は住職と親しかったと聞くと、
「わたしは今、遠州公がいた空間にいる…!」
と、感無量でした笑

辻宗範は長浜市国友出身の文化人で、漢学や茶道に造詣の深い人物です。小堀家が改易されて遠州流の茶道が衰えた頃、復興のために尽力して、小堀家八代目に茶道の伝授を行いました。
親族に天才鉄砲職人で発明家の国友一貫斎がいます。

余談ですが、種子島に火縄銃が伝わったのが1543年。
足利幕府へ献上された2丁のうちのひとつが長浜の国友の刀鍛冶衆に下げ渡され、レプリカが完成したのが1544年ですので、約半年でやり遂げるのだから凄い。

それで、話を元に戻しまして、旅行中の菜譜(?)を忘れないうちに書いておきます。

14日
焼き鯖寿司
近江牛とクレソンの鍋
鯖のなれ寿司
日本酒
彦根城で抹茶と菓子

菓子は「黄梅」
道の駅でクレソンを見つけたので、晩ご飯は鍋。
鯖のなれ寿司。ハーフポーション。山椒が入っています。

15日
鯖寿司
きしめん
ルームサービス(パスタとサラダ)

16日
アメリカンブレックファスト
有楽苑で抹茶と菓子
ガスト(ハーフパスタと白ワイン)

半分食べました。

せっかく滋賀にいるのだから、ということで、焼き鯖・生鯖・熟鮓をコンプリートしてきました。
熟鮓は魚と麹を乳酸菌で発酵させて酸味を出した保存食で、「すし」とは言っても、お腹いっぱい食べるものではない気がします。
熟鮓をおかずに水をかけた飯を食べたり、酒のつまみにすると食が進んでちょうどいい感じ。
鮒すしは話には聞いていましたが、想像以上に臭かった。ブルーチーズよりも発酵臭が濃くて、プロパンガスが漏れているのかしら、と思いました。

そして、旅行から帰ってきて、長浜名物の鯖そうめんを作ってみました。

現地で売っていた鯖の煮付けに、そうめんを合わせただけ。
名物にうまいものなし、という人もいますが、名物となるものは長く地元で愛される理由があると思います。
これは美味しい!
定番メニューにすることに決定です。

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