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ふと足を止めてしまったのは
風がなかったから

風になれなかった空気は
頬に絡みついて僕を誘う

走ってしまえば
頬に当たる空気は風になる
だけど本当は止まっているから
風になったのは自分だ

走り出してしまうと
いつかは走るのを止める決断が
必要になる

でも本物の風は
いつもずっと風のまま
絶え間なく吹いている

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