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ずっとずっと

懐かしい音楽が
流れ続けるから
僕は思い出してしまう

ずっとずっと前のこと
何処へも行けて
なんでもやれそうだったのに

生まれた街から出られず
なんにも出来なかった

言い訳ばっかり集めて
焦ることもなく
同じ道をぐるぐる回ってた
 
道は幾つもあったのに
大音量でゆらゆらと
揺れながら歩いてた

今ここから声をかけても
気付かないだろう 

だけどもしかしたら今
気付けるかも知れない
ずっとずっと後の僕の声に

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