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政治にもダイバーシティが必要なんじゃないかと思う話

完全に私見です。



かれこれ25年しか生きていないものの、1年後って何してるか全く分からないなーと感じます。

2019年4月7日は、4年ごとに行われる、自治体の議員を一斉に決める統一地方選の投開票日で、結果をドキドキしながら待っていました。

(3か月に同じことが一体できるのかと先が見えなさ過ぎて不安で、何があっても眠れていた私がこの頃から自分の歯ぎしりの音で夜中びっくりして起きてたのも遠い昔のようです。今はいつでもどこでもスーパー快眠。)


一年後、2020年4月7日は、全世界的に広がる未曾有の新型ウイルス拡散で、医療や経済はパニックに陥り、緊急事態宣言も出されました。


大規模災害や感染症など、予期できぬことが起きてしまった際の政権は、さぞ、さぞ、大変だと思います。これは本心で。

日本だけでなく世界的に来月どうなっているかも予想ができない状況で、どう判断したらよいか分からないことだらけ、大の大人が集まっても結論が見えない。でも自分の決断に人の命がかかっていて、世間の目も厳しい。何をしても批判され、何をしても責められる(とはいえお肉券・お魚券はまじ日本版マリーアントワネットかと思いましたが)。

このプレッシャーとストレスは非常に重いと思います。


そんななか改めて思ったこと。

自分の周りに同じような環境の人が多く集まり、自分が生きてきた環境に浸かりすぎてしまうと、他の弱い立場の人が見えなくなってしまう。

もちろん、これは自分自身も気をつけなければいけないと強く感じています。


政治家の中でも、首都を閉鎖するとか、マスクを配るとか、自粛を要請するとかできる立場の人は非常に権力があるわけです。権力を持つ人が、同じところしか見ていないと、その人たちの目に映らない現状は取り残されていくままです。

「休業せよ」と言える権力を持っている人たちは、休業した期間の生活や再開してからの生活のことまで想像できているのでしょうか。

「ある特定の職業は別だ」と言える権力を持っている人たちは、それこそ独断と偏見で人を見下し、社会に格差を作っていることに気づいているのでしょうか。

「とにかく家に居よ」と言える権力を持っている人たちは、場合によっては家に居ることで心身の危険にさらされるかもしれない状況を想像できているのでしょうか。

今日は国連からステートメントも出されました。家でDV被害や性暴力に遭っている人たちは「感染が広がるから家に居なさい」と言われたら、居ざるをえないわけですが、DVを受けても逃れられないどころか、ずっと家に居るために被害は増えていきます。


みんな不安ですが、このような状況で困っている人たちは他にもいると思います。

私が気になっているのが、発達障害を持っている子たちと、その親御さんなどケアをする人たち。発達障害を持っている子たちの中には、普段のルーティンが崩れるだけでもストレスなのに、どう身をこなしていいのか分からないでフラストレーションがたまり、コミュニケーションが難しくなってしまうこともあると聞きました。そうだよね、家の中飽きちゃうし、うまく伝わらないし、むずむずするよね。そのような子たちや、親御さんなどのケアをする人たちも息抜きが難しいなかで、どうしているんだろうか、とか。


駅や路上で寝泊まりしているホームレスの人たちは大丈夫なのかな。彼・彼女たちがもし感染していたら、頼み込んでも検査や治療してもらえるのかな。もしかかってしまっていたら、寒い外で、ひどい体調で、もっと辛いのんじゃないかな。寝泊まれるような施設・空間なども、密集するからと閉鎖されてしまったら、どこに行かなければいけないのかな。炊き出しもなくなっちゃうのかな、とか。


日本に居る外国人の人たちはより心細くないだろうか。例えばコンビニで働いてたら、緊急事態でも営業しているし、いろんな人が来るし、いつどこで感染するかも分からなくて不安だよねきっと。医療情報など必要なことはちゃんと伝わる形(多言語対応とか)で届いているのかな、とか。


あと難病で小児科病棟に入院している子どもたちは?お見舞いに来る家族も病院に入れなくなってしまい、小児科病棟の子どもたちを元気づけてくれる職員さんやボランティアさんなどにも会いにくくなってしまい、寂しいんじゃないかな、とか。


他にももっともっと、途方に暮れている人はいることと思います。

私は、政治の場にはいろんなバックグラウンドを持ち、困りごとや痛みが分かる人が必要なんじゃないかなと思います。

そして、周りには様々な立場の人に居てもらい、意見に耳を傾け、「これまでこうだったから」と決めつけずにフレキシブルにできる人がいいなと思います。



外出ができないとボランティアもできなくなってしまいますが、できることはあります。


1つ目は、必要な人たちや団体に寄付をすることです。

私に何ができるのだろうか、家からでもできることってあるのだろうか、本当はお手伝いしたいけど今は難しいしなあ、、、という気持ちにはぴったりだと思います。

少額であろうと、お金での支援はいろんなものに使えますしね。

寄付金控除のおかげでずいぶん寄付が増えたそうです。便利な制度はうまく使い、より気軽に寄付できるようになったことは素晴らしいと思います。(算数にもパソコンにも強くない私でも、オンラインで確定申告できるくらい分かりやすいです!!)



2つ目は、どんな人が自分の住むエリア(国も自治体も)のリーダーだったらいいか、ちゃんと考えてみることです。

隣の芝は青く見えてしまいます。他の国のトップからの力強いメッセージがかっこよく聞こえるかもしれませんし、素早い決断が良いと思うかもしれません。

私は、首相や大臣たちもが在宅勤務をしていることに親近感を持ち、首相自ら子どもたちからの素朴な質問にオンラインに応える姿に素敵だなと感じ、医師免許を持つ首相自身が医療現場に入ることに胸を打たれました。

隣の芝は、海の青さでも、空の青さでもありました。



あくまでも私の予想で、きっと、次の選挙は、2021年の東京オリンピックパラリンピック大会が終わってからになるのではないかと考えますが(国際大会は政権の実績になりますものね)、

それまでにきっとⅤ字回復を狙っていろいろな施策が打たれることでしょう。その次の選挙まで、この危機下で日本ではどのような意思決定がなされ、どのような対応がなされ、自分がどう感じたのか、忘れないようにしたいと思います。


そして、来る日の選挙にはもちろんちゃんと投票します。

「私が一票入れなくったって変わらないでしょ」

「自分の投票で日本の未来が変わるとは思えない」

「とりあえず聞いたことある人の名前書いてみた」

をまた繰り返してしまうと、今度こそ、本当にお肉券やお魚券(お寿司券かも?)が配られてしまうかもと思うと、とても笑えません。




いまはただただ、医療従事者や医療機関の努力が報われ、事態が一刻も早く終息し、これ以上の被害が広がらないことを、そして医療的な問題以外で苦しむ人が少なくなることを心から願っています。


#独り言 #政治 #ダイバーシティ


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