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いつもとちがう冬


寝る前に読んだ散文集、冬の描写に大共感し
1ページ目からすっかり吸い込まれた。

冬の名物ホットコーヒー。
でも、最近飽きてアイスコーヒー飲んでる笑


ソウルの冬は氷点下が基本。溶けずに白いままの雪が道路わきに残り、通勤途中にまつげが凍ることもある。寒いのが苦手だった私は冬が好きではなかった。
はずなのに今年は楽しい、、!

ヒートテックの肌着。マフラーと手袋の完全装備で家を出ると、あれほど妬んでいた寒さが可愛く感じるマジック。乾燥した空気にハンドクリームやボディオイルのほのかな香りが服の下から伝わりルンルンで歩く。

そんな冬を楽しんでいる最中に出会った本。

출처: 아무도 없는 곳에서, 모두가 있는 곳으로(2023, 최진영 외)_p.9

冬が好きだ。温かいコーヒーカップを両手で握り温気に安堵する季節。毛布と手袋とマフラーの季節。コートを着るとまるで私を大きなポケットにいれるみたい。夜空の星は冬に一番鮮明に見える。見上げるとカシオペアとオリオンとシリウスがある。いつでもそこに輝く星を見つめると、たまに、私を困らせる現実の悩みが埃みたいに小さくなり冬の風に飛ばされることもある。

こういうエッセイっぽい本を久しぶりに読んだ気がする。寝る前に大切に読みたくて枕元に置いておいた。

「ポケット」を意識して、空気の冷たさと空の高さを存分に味わえそう。これから外へ出かけるのがより楽しくなりそう。

年末、雪が降った。

舞う雪を背景に
この前、好きの再確認をしてきたショップのキャンドルを焚いた。
静かで孤独だけど、あたたかい

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