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学級の終わりまで残りわずか。子どもたちとできる3つのことを決める。

 さて、3学期もいよいよ残りわずかとなってきました。少し早いですがこの1年間を振り返ってどのような感想を抱くでしょうか。うまくいった1年と感じる人もいれば、大変さを感じた人もおられるかと思います。1年間の感想は人それぞれとしても、残りの1ヶ月の過ごし方は工夫がまだまだできるのが事実です。大がかりなことはする必要がありませんし、ここから大きく伸びていくことも現実的には難しいと感じます。しかし、できることはあるはずです。この1年、紆余曲折ありながらも歩んできた過程があるはずです。そのまとめの段階としても、様々なことを意識しながら過ごしていってほしいと感じます。今回の記事では残り1ヶ月と意識して、主に学級経営面で自分のできることを再確認していこうと思います。

①残り1ヶ月しかないのか、1ヶ月もあるのか。

 まず、教師の認識を確認していきましょう。残り一か月「しか」ないのか。「も」あると捉えるのか。ここでも大きな違いが生まれます。当然「しか」ないと感じる人も多くおられることかと思います。でも、少し考え方を変えて「も」あると捉えてほしいと思うのです。つまり、できることは意外に多くあるということです。劇的にクラスが最後の1ヶ月で向上することはありません。そんなに甘い世界ではないことは言うまでもないかと思います。しかし、「できることは少なからず存在する」のも事実なのです。

②もう一度、ゴールをイメージする。

 もう一度ゴールをイメージし直してほしいと思います。よく学級開きでゴールイメージをするかと思いますが、そのイメージを再確認してほしいと思うのです。必ずしも最初の描いたゴールと同じ映像になっている必要はありません。というよりも、それは修正されていなければおかしいわけです。その今の状況でできる理想像を描くわけです。残り1ヶ月という状況こそ、強くイメージしやすくなるのではないでしょうか。できることから逆算して、まずはどのように終業式・卒業式を迎えたいかを考えていきましょう。

③終わりまでにしたい3つのことを考えよう!

 では、具体的な活動内容に入ります。私はいつも学級が閉じるまでにしたい「3つのこと」を考えます。学級会で子どもたちと話し合い、できることを考えていきます。例えば「最後のお楽しみ会をしたい!」というような意見が多く出てくることかと思います。しかし、ここでのポイントが「3つ」なので、他にも黒板アートを作りたい。最後に地域のごみ拾いをしたい。学校のビオトープを掃除したいなど、たくさんの意見が出てきます。もちろん、できる範囲ですが子どもと一緒に考え決定していきましょう!

④目的があるからクラスがまとまる。

 さて、ここからは準備をしていき、本番の成功に向けて進んでいきます。残り1ヶ月でできる範囲で時間をとり、役割に分かれて進めていきます。この目標への共通意識がクラスの一体感を生むのです。小難しいことをたくさん重ねてもさほど意味はありません。できることを3つに絞り、子どもたちの納得のもと進めていくのです。この計画が全て終わるころ、子どもたちの団結力は深まっているはずです。

⑤終わりに

 3つだけです。この3つを子どもたちと話し合い、そして進めていくのです。できることはまだあるはずです。残りの時間を消化試合としてみるのでではなく、自分たちにできることを少しずつ取り組んでいってほしいと思います。そして、最高の年度終わりを迎えましょう!

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