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『san skia』の歌詞について

歌詞はArcaeaのメインストーリーの世界観をイメージしたもので、1コーラス目は『』、2コーラス目は『対立』、Dメロからラストサビまでは『光と対立』をそれぞれイメージして歌っています。

※補足追記
『san skia』の歌詞はユアミトスがイメージするArcaeaの世界観です。
プレイヤーの数だけ解釈があると思います。
こちらをご理解いただき、解釈の一つとしてお楽しみください。

1コーラス目『光』

名前のない記憶に
喉の奥が熱くって
心の悲鳴に
初めて気付く…

痛みがあるからきっと
優しくもなれる
束の間の凪を尊く思う

良く出来た
レプリカの星は
綺麗だけど
不意に侘しい

世界に満ちた
歓びの全てに
何度 手を叩いても
共鳴する生きた
心がなければ
ああ、同じ光を
望めはしない

Arcaea『san skia』©lowiro

Arcaeaの映す美しい記憶に初めは心酔していた光ですが、徐々にその異質さに気付いていく様子を表現しました。
自らの記憶や感情によって趣深く感化されるような「熱のある世界」ではなく、良く出来たレプリカのような「無機質な世界」である事への虚しさや恐怖。
外側の美しさしか映せなかった心が、本能的に熱を求める様子をイメージし、「共鳴する生きた心がなければ 同じ光を望めはしない」という最後の一言に、その悲痛さと少しの希望を表しました。

2コーラス目『対立』

私をまた拒んだ
触れたら枯れる花よ
美しいままで
出会えていたら

悪夢ばかりに
うなされて
僅かな予感も
汚してく

世界に落ちた
哀しみの全てを
憎むように見つめても
共鳴する生きた
心がなければ
空虚な苛立ち
同じ涙を
流せはしない

Arcaea『san skia』©lowiro

Arcaeaの映す記憶がどんなものであっても、「触れたら枯れる花」のように、自分を拒絶する辛苦に見える様子が痛々しく印象的だったので、歌詞の冒頭で言葉にしました。
しかし、本質は光と似ていて、苦しみさえ感情が伴わなければ「自分の感情で昇華できずに終わる悪夢」と同じ。
対立も得体の知れない恐怖と虚しさを感じているように思いました。
「共鳴する生きた心がなければ 空虚な苛立ち 同じ涙を流せはしない」という最後の一言に、その悲痛さと少しの希望を表しました。

Dメロ『光と対立』

対極にいるようで
酷く似ている
終わらない2つの
螺旋を壊して
知りたかっただけ

Arcaea『san skia』©lowiro

1コーラス目と2コーラス目で歌っているように、光と対立は対極にいるようで酷く似ています。
自分の心を投影出来ないままに見るArcaeaの記憶を「終わらない螺旋」と表現し、2人が見ている底がないような世界に対して、物語が動き出す様子を書きました。

ラストサビ『光と対立』

世界に満ちた
感情の全てを
抱きしめて
なぞっても

共に生きてく
誰かがいなければ
ああ、光も影も
幻想と同じ
あなたも同じ

Arcaea『san skia』©lowiro

Arcaeaが光と対立に見せる「幸福」や「夢見心地」「絶望」や「悪夢」は全て、この世に自分1人だけの世界線では成り立たない感情であるように思います。
出会った人や培った全ての記憶や生き方が、人に感情を与えて人に共感を生むのだと思います。
もし先入観のない同じ世界線で物語が始まっていたら、2人は「光と影の両方を共に知っていく仲間になれたのではないか?」そんな疑問と予感を感じ、最後に言葉を紡ぎました。

Lyrics:Haruna
Music:Haruna
Arrangement:ユアミトス

Lyric Video
Videographer:Takuya Onuki
Recorded & Mixed:Akihiro Yoshida
Artwork:Shimako Konno

©lowiro
Arcaea - New Dimension Rhythm Game
https://arcaea.app

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