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Favorite Jazz Articles

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好きなジャズの作品の記事をピックアップさせて貰い、ここに纏めました。
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記事一覧

『Spectrum』 シダー・ウォルトン アルバム・レビュー#2

『Spectrum』 1968年5月24日、ニューヨーク録音 レーベル:Prestige パーソネル: Cedar Wa…

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武蔵小金井

 暑い夜、まだ20時少し過ぎ、武蔵小金井駅北口の喫煙所で一服していた。それだけで駅に戻り…

主宰するインナーギャラクシー・オーケストラ(結成40周年)の指揮をする作編曲家 三木…

JAZZを愛する人、音楽を愛する人ならTVや映画やCMで一度は聞いたことがあるだろう作編曲家…

風海花
5年前
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Steve Lacy /Disposability1965 (JAZZ ESSAY 4)

先日、Steve Lacyが亡くなったと、朝日新聞で報道されていた.僕は、朝日で報道された事に驚い…

7インチ盤専門店雑記278「フレディ・ローチの立ち位置」

ブルーノートの1500番台、4000番台、4100番台あたりのレコードは妙に魅力的です。有名どころの…

Episode#7 シドニー・べシェの音作り。

私の敬愛するサックスプレイヤーであるボブ・ウィルバー氏(1928-2019)の自伝"MUSIC WAS NOT E…

Yumi
3年前
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芸術品としてのレコードジャケット。アートワークが持つ無限の魅力

レコードにとって、アートワーク(ジャケット)はまさに顔のような存在。ただの付属品や表紙といった意味合いだけでなく、もはや立派な芸術でもあります。サイズも大きく、大好きなレコード作品を部屋の壁に飾る人もいるほど。アーティストの個性によってアートワークの印象もガラッと変わるうえ、その音楽を聴きたいと思わせるか否か、レコードにとってジャケットは重要な要素になります。店頭で初めて目にして、一目惚れして購入してしまう通称 ”ジャケ買い”という言葉があるほどです。 今回はジャズのレコー

【エッセイ】 デヴィッド・ストーン・マーティンについて

(1)   恥ずかしながらJATPのことはレインボー祐太さんに言われるまで意識したことが…

ザ・ケリー・ダンサーズ/ジョニー・グリフィン

テナーサックス奏者ジョニー・グリフィンの1961, 62年録音『ザ・ケリー・ダンサーズ』を取り上…

佐藤達哉
1年前
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ア・ワールド・オブ・ピアノ!/フィニアス・ニューボーンJr.

ピアニスト、フィニアス・ニューボーンJr.の代表作『ア・ワールド・オブ・ピアノ!』を取り上…

佐藤達哉
1年前
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Triple Threat / Jimmy Heath

今回はテナーサックス奏者Jimmy Heath 1962年録音のリーダー作「Triple Threat」を取り上げて…

佐藤達哉
3年前
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Anthony Braxton – New York, Fall 1974 (1975)

 鬼才Anthony Braxtonの持つ奏者としての実力と変幻自在なアイデアを知らしめた、アリスタ・…

殺られる / Des Femmes Disparaissent (1959)

 〈これは社会の闇を暴き出す映画である〉という趣旨の告発文を掲げて始まるÉdouard Molinar…

Sonny Rollins – Brass / Trio (1962)

 『Brass / Trio』は、当時活動を休止していたSonny Rollinsの復帰作『The Bridge』と同時期に発表された1962年のアルバムだが、実際には4年前にメトロ・ジャズ・レーベルから出ていた『Sonny Rollins And The Big Brass』と同内容である。ピアノ・レスをはじめとした変則的なバンド編成で注目されていたRollinsの中でも本作は特に変わった一枚で、Ernie Wilkinsの指揮するビッグ・バンドと共演したA面、そしてHen