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2020年10月15日(木)絶景・混浴秘境温泉2020年版が届いた日

今朝も5時に起きた。もはやトリプトファンサプリのおかげであることは明白だ。昨晩のプール帰りのコンビニで、今日の朝ごはんを買い忘れてしまったので、朝6時半に大学近くのセブンイレブンで越後味噌味のおにぎりを買った。合わせのスープはラーメン屋すみれが監修するワンタンスープ。すみれは、確か味噌ラーメンが有名なので、寒い朝には味噌だなあと思って選んだ。

マツコの知らない世界でやったかどうかわからないけど、最近のインスタントスープのおいしさには目を見張るものがある。もはや、自分で作る意味さえもないくらいうまい。下手な店よりおいしい。個人的には貝でとるスープが好きだ。中でもハマグリが一番好きかもしれない。シジミもおいしい。島根県の宍道湖のシジミは日本で一番おいしいだろう。

島根県といえば、僕の父親の郷里である。これまで2回ほどいったことがある。最初は、小学生の頃。祖父母が健在であった時だ。家の周り30分圏内にスーパーが一切ない日本で一番過疎化が進んでいた村。祖父が元気そうに鉄棒をしていたのを覚えている。五右衛門風呂だったし、家の周りにホタルが乱舞していた。2回目は僕が大学生になった時だ。祖母が老人ホームに入るということで、お見舞いにいった。その時に松江市内を散策した。父と母と僕と三人で松江の城下町を歩いた。その時に、宍道湖のシジミが有名であることがわかった。その時は知らなかったのだけれど、島根の赤天というピリ辛のすり身の天ぷらはとてもおいしい。なんというか、駄菓子のソースカツに味が似ているのだ。

絶景な温泉で混浴したことはない。絶景な秘境の温泉はいくつか行ったことがある。社会人になって初めて車でデートしにいったのが、静岡県の寸又峡温泉である。ここの泉質は素晴らしく、また絶景の観光地である。昔、人質立てこもり事件があった場所でもある。いま振り返ると恋人未満の女性を日帰りに温泉に連れていくのもセンスがないと思う。大学時代の女の子の友だちを温泉に行くのりで行ってはいけないのだ。若かったという言い訳で片付けるとすると、人間関係のモードの変換はできていなかった。その人とは何回は食事したり、デートにも行ったけど結局フラれた。今でも名前も顔も憶えている。でも、Facebookで検索したことはない。そこまでセンチメンタルな人間ではないのだ。

40年近い人生を経て一番好きな温泉は、屋久島の尾之間温泉である。

大学4年生の時に、友達4人と屋久島に冒険旅行にいった。ドミトリーに泊まり、レンタカー代を交渉して値切ったりした。切り詰めた金で焼き肉も食べた。たしか鹿肉を食べたっけ。縄文杉も往復10時間以上かけて見に行った。当時は世界遺産でなかったから、登山道の乗り入れ規制もなかった。今は縄文杉センターからバスで移動するはずだ。当時はお酒を飲まなかったから三岳という素晴らしい芋焼酎にも出会わなかった。三岳を知ったのは、大人になってからだ。最近は流通もよく、どこでも買うことができる。いまだに大好きな焼酎だ。

そう。秘境についてだった。つまるとこと、僕が秘境を求めるのはおそらく人がいない空間に行きたいという欲求の現れなのだと思う。別に秘境でなくてもよくて、都市空間にぽっかりと空いた隙間のような誰もいない時間帯の空間も好きだ。孤独を愛するのではなく、日常に隣接する異界に身を置きたいのかもしれない。それが、人為的に作りだし、自由に出入りできる時ほど、たまらないのかもしれない。この気持ちを何といえばいいのか。なんという言語にすればいいのか、自分の中の宿題にしてみたいと思う。

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