見出し画像

【働く×人生デザイン】自分らしさを受け入れる

就労支援の窓口で相談していますと、いろいろな方が来所されます。
中には「なぜこの人が再就職するのが難しいんだろう」と感じる方がいらっしゃいます。
経験もスキルも申し分なく、コミュニケーション力も特に問題なさそうです。

でも、求人に応募しても不採用になる。
書類選考は通過するけれど、面接で落ちてしまう。

「もしかしたら自分に何か原因があるのだろうか?」と考え込んでしまう。
もしかしたら就職活動のやり方を間違っているのではないか。
面接でうまく話せなかったからダメだったんだろうか。
いろいろなことが頭の中でぐるぐると回っていきます。

このようなケースでは、よくよくお話を聞いてみると
自分のことを過小評価していること。
ご自身の強みに本人が気づいていないこと。
応募先に伝えるべき部分が伝わっていないこと。
そう、「ボタンのかけ違え」が原因でうまくいっていないことが多いのです。

コミュニケーションにおける自己理解を考えるために考案されたものに「ジョハリの窓」があります。
横軸を自分、縦軸を他人として「自分が知っている」「自分が知らない」「他人が知っている」「他人が知らない」という軸で囲まれた枠を窓と見立てます。
「自分が知っている」「他人が知っている」枠は「開放の窓」
「自分が知っている」「他人が知らない」枠は「秘密の窓」
「自分が知らない」「他人が知っている」枠は「盲点の窓」
「自分が知らない」「他人が知らない」枠は「未知の窓」とします。

ジョハリの窓

このケースでは「盲点の窓」の部分を自分が知ることが大切です。
自分では気づかない部分を周りの人々から教えてもらう。これを「フィードバック」といいます。
フィードバックをしてもらうことで「新たな自分」に気づけるのです。

就活がうまくいかないなと思ったら、専門家であるキャリアコンサルタントに相談してみましょう。
自分のことを語っていただき、そこで感じたことをフィードバックしてくださいます。
それはあなたが経験したことを、あなた自身がどうとらえているのかを伝え返します。

もしかしたら新しい発見があるかも知れませんよ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?