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【働く×人生デザイン】“働く”が人生のテーマになった訳

皆さんは「仕事」や「働く」ことについて考えるようになったのはいつくらいからでしょうか?

私は「働く」について考えるようになったのは中学2年生の頃です。
それまでは一人っ子育ちでのんびりしてましたし、小学5年生から塾通いしてたので、漠然と「勉強して、受験して高校行って、大学行くんやろな?」とイメージしてました。

ところが父のすい臓がんが発覚、余命宣告されて、日々の生活が一気に変わります。
まだ昭和な時代は、「癌=死」という認識で、一か八かで手術して助かるか、抗がん剤投与しても身体が弱っていって死に至るか・・・みたいな感じでした。

専業主婦だった母は、父が入院中は病院に付き添い、父が亡くなってしばらくはメンタル不調で家事も充分できなくなりました。
少し落ち着いてからは、働かなくてはならないと仕事を探しに行きました。が、就労経験がない(実家の商売の手伝いをしていた)ので、結局パート勤務を転々とすることになりました。

そのような状態なのでお金がかかる塾も辞めて、勉強もしなくなって、漫画ばかり描いて過ごしていました。今思うと創作の世界に没頭しているのが心の癒しだったのでしょう。
ホンマに創作好きやったら、漫画家か作家になってたやろしな。

塾を辞めるときに「生きていくのにお金が要るよなあ」「生きていくのにはずっと働ける仕事していかなあかんよなあ」と考えるようになりました。

昭和な時代、女性は高卒か短大卒で就職し、5年ほど働いたら寿退職が一般的なキャリアルートでした。
しかし私は「結婚しても夫に先立たれる場合もあるんや」「だったらどんな状況に陥っても自分が手に職つけて働けるようになりたい」と強く思ったのですね。

この時の想いが回り回って、今キャリアコンサルタントというところにたどり着いたんだなと思います。

平成ももうすぐ一区切りな今は、ガンのステージ合わせて患者さんと治療の方向話し合って決めて、癌と付き合いながら日々過ごすってところまできました。
キャリアコンサルタントの世界でも「両立支援」をテーマとして、治療しながら働く人生をどう生きるかについて、色々な活動や支援をされている方がおられます。

これからも「いろいろな転機を迎えた人に、その先の人生を一緒に考えていく」キャリアコンサルタントとして活動していきます。

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