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【新しい時代の人事について考える読書会#5】開催レポート

Read For Action・リーディングファシリテーターの野口ゆうこです。
11月23日にオンライン開催した読書会のレポートです。

今回取り上げた本は、「社長!今すぐ「高校新卒採用」に取り組みなさい!」です。

私は以前から、夏の終わりに県内の高校を回って就職活動に向けての模擬面接指導に取り組んでいます。
で、生徒の応募先企業などを拝見する機会があるのですが、昨年あたりからこれまで大卒採用メインにされてきた企業の名前を目にするようになりました。
大学生支援の現場では地元企業から「学生に会えない」「学生を採用できない」との声も届いていて、地方の採用活動で高校生が注目を浴びているのかなと感じ始めていました。

2018年に中小企業家同友会主催のセミナーで大学生の長期インターンシップをテーマとした講演会に出席したことがあるのですが。
そこでも四国から事業所様が数社出席されていて「地元で働こうと思っている高校生に注目している。採用して育てていきたい」や「進学して外へ出ていく若者に地元の魅力を早い段階で感じてもらいたい」など意見が出ていたのが印象的でした。

そんな流れの中、Twitter(X)で著者の渡邉さんを知り、投稿読んでいる時に本を上梓されると知り、早速入手。
で、今回は読書会を企画して、同じような思いのある方と一緒に高卒採用について考えてみたいと思いました。

今回は3名の方がご参加されました。
お二人はリピーターさんでしたが、初参加の方は、なんと著者の方のお知り合いでした(汗)
キャリアコンサルタントとして実際に活躍中で、今回は自分の活動を俯瞰してみたいと話されていました
また、他の方も教育現場や大学生支援の現場で活躍されている方々だったので高卒採用に関心高い方々が集まった感じでした。

今回は5章・6章・7章をそれぞれ分担して読んでもらいました。
著者への質問を作って答えを探し、皆さんシェアしていく中で色々な意見が出てきました。
・大学生支援では「保護者ブロック」というものがある→高校生支援では「進路課ブロック」が存在する(どちらも古い価値観などに阻まれている感じ)
・「親近感」が大事。「現場の生の声」を届けること
・現場で活躍している人をインタビューすることで「やりがいを持って仕事と向き合っている」姿を伝える
・企業からは「周知」は取り組みやすいが、その先の「育成」「定着」はまだまだ課題がある。

お話の中で、著者はその先の高卒人材の育成や定着に関する本も出したいと考えておられるとか。
是非とも出版していただきたいです!

★読書会の感想★
・自分以外の視点に気づけてありがたかったです
・野口さんの温かいファシリテーションで、参加者の皆様と楽しくお話ができました。

★ファシリテーターへの感想★
・場の調和や、まとめなど、少しでも取り入れさせていただけたらと思う事ばかりでした。初参加の私を温かく受け入れてくださり、本当にありがとうございました。


次回は2024年1月8日(月・祝)20:00~21:30開催です。よろしくお願いします。
http://ptix.at/XZCCyM

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