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【働く×人生デザイン】手渡しの準備をしよう

2019年も後わずかとなりました。今年もお世話になりました。

2019年は私にとって「親の世話」という新たな課題が現実となってきた年となりました。
一人娘の私が親元を離れて「田舎の長男の嫁」という選択をし、気がついたら四半世紀が経ちました。

もともと「手に職」志向で働いてきました。
しかし結婚・子育てブランク期間に自分の経験した職業が世の中から無くなっていました。
どちらも年数を積み重ねて技能として身につく仕事でしたが、コンピュータに取って代わりました。
なので、パソコンの資格を取得しパソコンインストラクターへ、その後「働く人を支えたい」と思いキャリアカウンセラーへと転身していきました。

それは離れた親の様子を伺いながら働く道を模索し、また都会で生まれ育った私が活躍できる場を求めてたどり着いた道だったのかなと思います。

今年の春、母が認知症で世話が必要になりました。
父が甲斐甲斐しく世話をしてくれていて見てて申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私の実父は39年前に膵臓がんで亡くなっているので、父とは血縁関係がありません。
しかし、父のおかげで安心して生活できましたし、私が離れて暮らすことにしたのも二人の人生をリスタートして欲しかったからです。

しかし、そろそろ老夫婦二人の生活が難しくなってきました。母が認知症になり介護が必要になったからです。

キャリアコンサルタント国家資格化の流れで本格的にフリーランスとなったのが2017年。
奇しくもフリーランスであったからこそ離れた親の様子を見ながら働くことが出来ました。
こんな状況の私のために仕事を紹介してくださった方、お声かけくださった方、本当にありがたかったです。
私は「時間を守る」ことだけは何としてでもクリアしようと取り組んでまいりました。
何とか穴開けずに済んだことが一番ほっとした2019年でした。

2020年はそろそろ手渡しの準備をしていかねばと考えています。
まずは長年関わってきた職業訓練の就職支援講座に関してです。
キャリコン資格を取得して活躍の場を探している人がたくさんいらっしゃると知り、チャレンジしたい人がいるのではと思っています。
国が就職氷河期世代の支援に乗り出しますし、知識が活かせるんとちゃうかなー。

また講座の企画等「生み出す」ことに力を入れていきたいと思っています。

自分の命もいつ尽きるのかわからない年齢となりました。
キャリアコンサルタントは得てして自分たちの活躍の場に目が向きがちなのですが。
恩送りをしていくことで働く場が活性化していくということ。
それを自分の行動で見せていくことも必要だと考えます。

2020年もよろしくお願いいたします。

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