先日「白地図と想い出の場所」というテーマでコラムを綴りました。

それは子育ても一段落し、あれこれ時間に追われていた頃から、自分の時間が持てる年代になり、昔の記憶がふとした瞬間に思い出される機会が増えたからだと思います。

私自身は、大阪府堺市出身です。
堺市はとても広いのですが、いわゆる環濠の中・・・旧堺市街に生家がありました。
今も実家は堺市内にあるのですが、一時期引っ越しを繰り返していました。
それでも帰省するときは阪堺線で移動するので、故郷の懐かしい風景を眺めながら移動しています。

実家の母は生まれは大阪ですが、育ったところは広島県廿日市市宮島町。そう「安芸の宮島」です。戦争時に大阪から疎開して高校を卒業するまで宮島口で暮らしていました。

母も年を取り、もう一度宮島に帰りたいなあと呟きますが、離れて暮らしているのと、母の足がおぼつかなくなってきたので、帰省はなかなか叶わないです。

元気なうちに故郷に足をはこべることって幸せなことだなあと感じる今日この頃です。