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去年、夏の終わりに娘が急に痙攣した話

・無熱性痙攣

1年ほど前、8月最後の日曜日。
その日、娘はどこかぐったりしていた。
熱はなかった。
ただ、機嫌が悪かった。
前日からぐずりが多かった。
せっかくの休みだったけど、外出せず。
朝から家族みんなでダラダラしていた。
そろそろお昼ご飯やな〜。
なんてことをソファでまったりと考えてた。
すると事件は起こった。

「あかん!痙攣や!」

突然だった。
娘を抱っこしてた嫁さんが叫んだ。
娘は手足がピーンとはって硬直していた。
唇は小刻みに震え、目はあさっての方向を向いている。
息してへん。

とりあえず、娘を横にして気道を確保。
知識として、痙攣した時は"時間を測る"とか"5分以上続く場合"は救急車を呼ぶってことは知っていた。

テンパりながらも、
知っていた分、少しは冷静に対処。
少なくとも時間を測ることはできた。
けど、119は我慢できなかった。

みるみるうちに唇が紫色に変色していく。
口からは泡がぶくぶく。
娘がどんどんゾンビみたいになっていく。

痙攣が始まって、119するまで1分弱の出来事。
電話口で様子を伝え、住所を伝える。
声は震えていた。
すぐに来てくれるとのこと。

119直後、娘、息をしだす。
痙攣してたのは1分〜1分半ほどか。
唇が少しずつ生気を取り戻していく。
ひとまずホッとする。
マジで死ぬかと思った。
無茶苦茶怖かった。

嫁と僕も少し落ち着きを取り戻し、病院に行く準備をする。入り口を開けて、緊急隊員の人が作業をしやすいようにソファをどかしてリビングのスペースを作る。嫁さんはずっと娘に話しかけていたが、娘はボケーっとしている。

連絡して本当にすぐだった。
サイレンが聞こえてきた。
隊員さんが到着。
連絡後5分以内だったと思う。

隊員さんは娘にたくさん呼びかけていた。
相変わらず、娘は反応するわけでもなくボケーとしている。
心配になってくる。
ひとまず、救急車に乗り、病院へ。
救急車では詳しい状況を伝える。

どうやら熱がないことがあまりよろしくないらしい。
熱性痙攣はよくあることだけど、無熱性痙攣は脳波の乱れが原因のときがあり、「てんかん」の可能性があるとかないとか。脳波を調べるために検査入院することになった。脳への障害とか大丈夫か?って話になる。

結果、異常なし。無事、翌日退院。

え〜っと。
実際になってみて思ったのは、乳幼児が痙攣した時、すぐに救急車を呼ぶべきじゃないって言うけどさ。それってまじ?

起こってみてわかったけど、そんな冷静に対処できひんって💦我が子が息してへんねんもん。そんなんほっとけへんよ〜泣💦

先生にも確認したところ、全然呼んでもらっても構わないので判断を早くしてくださいと。119してくれて構わないので、プロに任せましょうと。そして、可能であれば、動画撮影してほしいといわれた。なんぼ口頭で状況説明しても伝わるところとそうでない部分が出てくるから、状況を観察することと動画を残してほしいといわれた。

当時、育児はじめて1年半。少し慣れ出したところに起こった出来事だった。「まだまだ油断するなよ」って言われてる気がした。そんな去年の夏のお話。


・こぼれ話 〜痙攣した時の対処法〜

↑YouTubeだけでもみてほしい。
熱性痙攣の死亡例はないけど、対処ミスって死亡につながることはあるらしいです。


・最後に一曲 SOS / アヴィーチー

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