整ってないくらいの整理整頓がちょうどいい気がするのです、、、。
断捨離だの。
ミニマリストだの。
整理整頓アドバイザーだの。
ちょっと前まで「何それ?」って感じだった言葉もすっかり市民権を得たっぽい。
さて、世は情報過多社会なり。現代人たるもの、頭の中がとっ散らかって大変ったらありゃしない。
ごちゃごちゃ頭を一旦整理して、これからの人生スッキリ無駄なく生きてこう。自分にいるもんいらんもんを整理しなはれ、とな。
いらんもん持たない。
いらんことしない。
いらん人と付き合わない。
いらんこと考えない。
さすれば、生活に余白が生まれて、本当にいるもんや好きなもん、得意なことで生きていけるよ、とな。
おっしゃる通り。
スリムでスッキリしたほうが動きやすいし、机の上も頭の中も整理整頓してたほうが、ラク。散らかって足の踏み場もない部屋より、動線を確保したほうが住みやすいのと同じ(違うかw)。
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といいつつも、ある程度の"無駄"もその人の味だよなぁ、とも思う。
お金に繋がらないことや時間を無駄にしてる行為こそが、実は貴重で人間味につながると思ってるところもある。
自分ごとでいうと、サッカーやお酒あたりか。あ、このnoteを書くことだって無駄といえば無駄なこと。
ボクにとって書くことは、あくまで暇つぶしであることに変わりはない。
「無駄」が今の自分を作ってる。
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となると、逆に整っていないモノやコトにも価値がある気がしてくる。
こないだ通勤途中に、白ニットを着た28歳くらいのお姉さんを見かけた。
駅に向かって小走りで走るお姉さん。ぱっと見、いかにも仕事出来ます!みたいなOLさんが、時間ギリギリ感を漂わせて、急いでた。
いわば、整っていない瞬間に出くわした。
綺麗なのに、必死で急いでた。
普段整いまくって、カツカツ歩いてる人が、バタバタしてるあの感じ。クラスのマドンナが、運動会で激走するあの感じ。
整ってなさがよかった。
ギャップがすっごいよかった。
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とある日の我が家晩御飯は、ハンバーグだった。この日は、嫁さんではなく、長女4歳が成形したらしい。
嫁の見本を見つつ、見よう見まねでハンバーグを作る長女。
できたハンバーグは、どれもゴツゴツしていて、お世辞にも綺麗とは言い難い。カタチは、不揃いも不揃い。大きいものから小さいものまで、カタチ様々なハンバーグたち。
しかし、焼いて食べると最高に美味しい。見た目が不揃いなのに、長女が作ってくれたからか、なんかいい味が出てる。
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洗練してく。
無駄を省いて、シュッとしてく。
ブヨブヨの贅肉から目を背けずに減らす。
タイパ、コスパで栄養価高く生きてこ。
ほんで個人の能力上げてこ。
ってのが、令和始まって以来、ずっと流行っている。(当社比)
せっかくの風潮だし、乗るところ乗っていけばいい。実際、やることしたいこと欲しいもん等々、頭の中ごちゃついてる感は否めない。
動きやすさ重視で整理するとこ整理してく。
シュッとするとこシュッとしてく。
しかし、シュッとしすぎても面白くない。
整いすぎても、話しかけづらい。
部屋が綺麗すぎても落ち着かへんみたいな。
適度に「無駄なこと」「自己満足」をして。
程よいお肉もつけつつ。
お部屋の片付けもそこそこに。
それくらいの”ちょうど良さ”が、親しみやすいんかな、と思ったりする次第でござい。
・こぼれ話
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