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食卓日記 逞しいパン作り

パンが大好き。
食べるのはもちろん、作ることも好きだ。
と言っても難しいパンは作れないので、何度も同じレシピを繰り返し作る。
そろそろバリエーションを増やしたいので、新しいパンにも挑戦してみようかなと最近思う。

スパニッシュロールという、中に甘いクリームが入ったパンや、エンサイマダというこれまた甘い菓子パンが、フィリピンで有名なパン。
あとは海外らしい、薄い食パン(これも甘い)。
フィリピンのパンは、甘いパンが多いのだ。

だから、もっと甘くない、日本的なパンが食べたいと思ったら自分で作るしかない。
家のオーブンはもちろん海外仕様なので、大きい。
ベイクモードもたくさんある。ファンのマークだけのモード(これはオーブン内にファンで風を送り、温度を均一にする)、上だけ焦げ目をつけるモード、上下から熱を送るモードなど。
ファン+上から焦げ目をつけるモードが今の所一番安定して焼ける気がする。
あとは何故かタイマーがうまく機能しないので、iPhoneのタイマー必須である。

フィリピンに越してきて、最初にオーブンを使った日、フォカッチャを作ったのだけど、温度が高すぎたのかカチコチの石のようになった。
一瞬心が折れたけれど、その後繰り返しオーブンを使う中で、塩梅が掴めてきた。

よく作るのは、愛用のStaubで作るパン。
Staubパンはそこまで捏ねなくて良いので、楽ちん。カンパーニュの簡易版のような感じ。
もちもちで美味しく、たまにバジルなどのハーブを混ぜたりもする。
クミンを混ぜたら、少し異国の味がしてこれまた良かった。

Staubに入ってる姿も可愛らしい。


オリーブオイルパウンドケーキもよく作る。
パウンドケーキはどんどん材料を混ぜていき、焼くだけなので軽い気持ちで作れる。
このパウンドケーキはほのかにオリーブオイルの香りがして、大好きなパン。色味も優しくて好き。

しっとり食感。

バナナパウンドも良い。
バナナの国フィリピンにはたくさんの種類のバナナがある。
煮物に入れる為の甘すぎないバナナもあったりするのが面白い。スーパーに行くと数種類のバナナが並んでいる。
私のお気に入りのLAKATAN という種類のバナナは甘味があってお菓子作りに向いている。

マフィンバージョン。


名古屋にいた時に、友達になった女の子がパン作りが上手で、その子に教えてもらった作り方でしか焼かない食パン。
もちむぎゅーっとした食感で、おうち作りらしい食パン。
焼きたてを頬張る瞬間が大好き。

愛らしいフォルム。


以前勤めていた会社の、かなり年上の方が、海外赴任していた時に、どうしても「がんもどき」が食べたくなって自分で作ったと言っていた。
無いなら無いなりに、自分の手で作ることができる、作ろうとする、というのは逞しいと思うのだ。
その人もきっと食いしん坊のはず。

最近作ったのは、さつまいも入りマフィン。
上にさつまいもの角切りを乗せたら、鬼饅頭のような見た目に。

甘味は練乳を使った。


日本にいる時のように、あれが食べたい、と思ったらすぐに手に入る環境では無いので、今日も逞しく私は私の食べたいものを作る。

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