異国の地で手打ちうどんを作る
うちの夫は「麺は俺のソウルフードや!」と語るくらい麺が大好きだ。
日本にいる時は会社帰りに新製品のカップラーメンをチェックしては買い込んでいたし、週末のランチもだいたいラーメンかうどんだ。
インドに来てからもイタリアンのレストランは異様にあるので、パスタを食べることが多い。
インドにラーメンやうどんがないわけじゃないけれど、私たちが想像するものとは異なることが多い。
夫はうどんは生麺派。
乾麺だったら日本からうどんを持ってくることもできたけれど、「それならそう麺でいい!うどんはいらん!」と夫が言うので持ってこなかった。
そんな中、職場の人がうどん作りにハマっていると聞いた夫。
日本から強力粉も我が家にたくさん届いたので、うどんを作ってほしいと頼まれた。
「めんどくさそうだから来週」って流していたけれど、「そうやってずっとやらん気やろ」「はよ作れ!」などと毎日しつこく言われ、とうとう決意して作ることに。
私は知らなかったのだけれど、うどんは中力粉で作るらしい。
ただ、ない場合は強力粉と薄力粉をミックスすればOKとのこと。
クックパッドには手打ちうどんの作り方まであるから本当にありがたい。
ジップロックに入れて肘や足でモミモミして、寝かせて伸ばして切って、「私はインドで一体何やってんだろう?」なんて思いながら、なんとかうどんが出来上がった。
うどんだけではちょっとなあと思ったので、冷蔵庫にあったエビ、ヤングコーン、玉ねぎ、
にんじんでかき揚げを作り...
家に白だしはあったけれど、ここまで来たら全部手作りしようと、めんつゆも作り...
100均で買ったプラスチック製のそば皿にゆでた手打ちうどんを乗せ、おにぎり海苔を刻んで散らし...
自家製かき揚げうどん完成!
夫には「太さがバラバラ」「麺の長さが短い!」とか言われたけれど、味はちゃんと日本のうどんの味だった!
うまく説明はできないけれど、うどん作りにハマる理由わかる気がする。
普通にうどんを食べるよりも愛着が湧いて、うどんが可愛らしく思えてくる。
ただ、課題もある。
うどんを伸ばしていく時に、我が家にパン棒はあるのだけれど、シリコンマット的なものがない。
サランラップを調理台にひいても剥がれて来てしまう。
そのため、A4サイズのまな板のうえに、ちょっとずつ生地をのせながら、ちまちまと伸ばして切った。
この作業がちょっと効率悪いし、麺の長さが短い理由だと思っている。
ホームベーカリー派だけど手ごねでパンも作りたいし、日本に一時帰国した時にはシリコンマットを買おう!
私の住む地域はインドの中でも特に何もない地域なので不便だけれど、こうやって工夫して「ない」を「ある」に変えるのはめちゃくちゃ楽しかった。
「ない」は悪いわけじゃないんだなと思う今日この頃だ。
(ただ、矛盾するけど、シリコンマットは絶対買う。)
今度はインド製の小麦粉でうどん作ってみたい!
以前YouTubeで女優の杏ちゃんが、フランスでおでんの練り物を手作りしていたので、いつかインドで練り物作りもしてみたい!
また何か作ったらnoteに書きたいと思う。
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