ノリでインドの口紅を買ってみる
日本から持ってきた化粧品が順番になくなり始めている。
スキンケアは徐々にインドコスメに切り替え、ベースメイクは日本から持ってきたストックを使い始めた。
最悪、インドにいる間はスキンケアとベースメイクさえできてれば別にいっか〜と思ってインドに来た。
が、自分でも意味がわからないのだけど、なぜかインドに来てから数年ぶりにオシャレスイッチに目覚め、「口紅やチーク、アイシャドウなどのカラーメイクはやはり必要!」と思うようになった。
日本で買うか、インドで買うか。
迷っている間に口紅とチークが残りわずかだ。
なにかいいのがあればなあと思いながら、たまたま立ち寄った服屋にコスメコーナーが。
しかも口紅がたくさんある。
合わなかったら、唇荒れそうだななんて思いつつ、値段を見るとかなり安い。
どんな成分が含まれているかちょっと怖いけど、試して見たい欲が出る。
男性の店員さんが丁寧に接客してくれ、
シャイニーかマットどっちが好みか
ダークかライトどっちが好みか
などいろいろ質問して私の好みを探してくれる。
実際に自分の唇に塗ってみたいが、ちょっと躊躇する。
飲食に気をつけなきゃいけないインドでみんなが試し塗りをしている口紅を自分も使う...ちょっと怖い。
でも唇に塗って色味が知りたい。
直塗りするように言われたけど、ちょっとでも直接接触は避けたくて指につけてから唇へ塗ってみる。
鏡で見た感じは悪くなさそうということで買ってみることにした。
家に帰ってから買った口紅を直接塗ってみると、指で塗った時より色が濃い。
ちょっと失敗しちゃったかもという不安が頭によぎる。
けれども別に思いっきり似合わないわけじゃなく、ただ濃いってだけなので、塗った後にティッシュで軽く拭き取った方がなじみそうな感じだ。
私は日本だと断然ネットショッピング派だったけれど、インドに来てからは下調べして店舗に足を運ぶことが多くなった。
「これは私のためにあるのでは!」というほど好みのものを見つけた時の喜びや、お店の人とのやりとり、ゲットできた時のウキウキの帰り道の時間が好きすぎてたまらない。
私はそういう瞬間が好きらしい。
この口紅は下調べゼロで偶然巡り会った。
口紅を買う前に寄り道したおいしすぎてテンション上がったアイス屋さんのこと
店員さんが一生懸命選んでくれたこと
そして思ったより口紅の色が濃かったこと
を私は口紅を使う度に楽しく思い出すのだと思う。
そしてこの口紅をつけて、私はまた新しい思い出を作っていくのだ:-)
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