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すこし先の自分を助けるために

今自分が担当している「CAKE.TOKYO」は、中の人が僕だけ。だから、いくらでも堕落できるし、いくらでもしっかりやることができる。

ふだんチームで仕事をすることが少ないので、他の人とは実感は違うのかもしれないけど、今の仕事のスタンスは「“すこし先の自分”を助けるために」やっていることが多いなと感じる。

例えば、SNS予約投稿。つねに1ヶ月先の投稿の予約をしておかないと、あっという間に来月になってしまって「ヤバい、今月の投稿の予定が何もできていない…!」と、“すこし先の自分”が焦ってしまう。

それにこのメディアは、自分だけで書いて撮っているわけではないので、取材させていただいた方、書いてくださったライターさんなど、いろんな外部の方たちに関わってもらっているからこそ、運営ができている。

はじめの頃は「翌月のコンテンツを今月つくる」ことが、正直多かった。原稿できた!先方確認も終わった!じゃあ、明後日公開しよう!というような。当時は予測がなかったから、公開日をどうやって決めたらいいかわからなかった。なんとなく、曜日の感覚で決めていた。

最近はようやく「予測を立てそれに対してコンテンツをつくっていく」体制をつくることができ、見積もりの大切さを身にしみて感じるようになった。

予測を立てておくと何がいいか。それは、ぼーっと考えられる余裕の時間がふえることなんじゃないかと思う。目の前のことに向かっていたときは、どんどん視野が狭くなってしまい短期的な選択しかできていない気がするなぁと思いながら仕事をしていた。

少し先のことを考えられるようになると、直近の優先順位は低いけど長期的にやっておいたほうがいい「SEO対策」に時間を使えるようになる。

コンテンツもつくり、SNSへの拡散もして(投稿テンプレ作成)、過去のコンテンツを掘り起こしつつ、SEO対策もする。ぜんぶ一人で回すのはなんて大変なんだろうと思っていたけど、一番肝になる「コンテンツ」の予測を立てておくだけで、見える景色が変わってくる。

下記は、CAKE.TOKYOのオーガニック検索(Googleで何か検索したときにCAKE.TOKYOのコンテンツが引っかかった数)数。1年で約6倍増えた。(2016.07 `200` → 2017.07 `1300`)

(△ 2016.07 - 2017.07 Organic Search)

特に特段すごいことをやっているわけではなく、内容をリライトをしたり、タイトルを検索されやすいワードに変更したりしているだけだけど、これだけ変わる。順位も5位以内になる検索ワードや、公式サイトを除いて記事コンテンツのなかで一番上位というパターンも増えてきた。

ひとりでやっていると、組織として当たり前のことに気づくことすら遅い。でも、その当たり前のことを実感できたことがよかった。

いずれは、自分が関与するところを少なくして、他のことに時間を使えるようになっていけるよう、仕組みづくりをしていくことがもっぱらの目標。


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