永遠に卒業なんてしない

同期が卒業してしまいました。
卒業式の日、モラトリアムを一年のばした私は、仲間の晴れ姿を感慨深くながめていました。

誇らしさと、嬉しさと。でもやっぱりすこし、いや、けっこう寂しいな。

来年の私は、きっと袴は着ないでひっそり卒業するとおもう。もともと、節目やお祝いごとにあまり興味がない。成人式も行かなかったしね。

だけど、今回の卒業式は何かすこしちがった。
「ほんとは一緒のはずだったけど見送ることになった卒業式」というのは、胸に込みあげるものがありました。

4月も2日目になって今さらだけど、同期のみんな、本当に卒業おめでとうございました。

面接で「なぜこの大学のこの学部で学ぼうと思ったのですか?」と聞かれるたび、

「とにかく関東にでたかったからです。私立は許されなかったので、学力的にここしかありませんでした。」

と言うしかないのだけれど、そんな間抜けな理由でも、本気でここを選んでよかったと、みんなのおかげで、心からそう思います。

わたしのフォロワーに高校生はたぶん全くいないけど、これから大学生になるみなさん。
大学時代にやっておくべきことは、きっとそんなに多くないです。

人生を語れる友人をもつこと
本をたくさん読むこと
美しいものを「美しい」と言える心を育てること

とくに一つ目に関して言うと、「大学生にもなって『仲間』とかダサい」なんて言ってる場合じゃないです。


以前も書きましたが、何者でもない頃に出会い、思い出を共にした人は、一生の心の支えになります。

3月の25日にみなそれぞれの道に進んでいきましたが、わたしは今日も彼・彼女らのことを、本気で同志のように想ってるし、どんなことが起ころうと、これからも大切にしたい人たちばかりです。

「社会人」とはなんなのかよく分からないし、とくに分かりたくもないので、好きな言葉ではありません。私はわたしで、あなたはずっとあなたのままです。肩書にしんどくなったときは、いつでも飲みましょう。ランチしましょう。くだらないネタをたくさん用意して、いつでも待っています。

Bon voyage!

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