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小さな頃から育てる「エシカル消費」への当事者意識〜ミライにつながる「体感型学習」〜

こんにちは!ジャスミンです。
突然ですが、皆さんは、「エシカル」という言葉の意味を知っていますか?

エシカルとは英語で、直訳すると「倫理的な」という意味です。一般的には、「法的な縛りはないけれども、多くの人たちが正しいと思うことで、人間が本来持つ良心から発生した社会的な規範」であると言えます。_______
根底には一般的な定義が流れているものの、特に「人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動」のことを指します。エシカルは形容詞ですので、様々な名詞と組み合わせることで、その意味は多様に広がります。例えば、「地域の活性化や雇用なども含む、人や地球環境、社会に配慮した消費やサービス」のことを「エシカル消費」と言います。

引用:エシカル協会 HP ( https://ethicaljapan.org/what_is_ethical )

説明を読んでみても、「わかっているようで、ちゃんとは知らなかった!」という方も多いのでは?

ジャスミンも、知っているようで、深くは理解できていなかったので、今回、東京都が推進する「TOKYOエシカル」× 「三栄コーポレーション」さんが開催するゴミ問題について学び、実践する「TOKYOエシカル体験ツアー」に潜入をさせていただきました!


TOKYOエシカルとは?

TOKYOエシカルの公式サイトはこちら

「TOKYOエシカル」とは、「エシカル消費」を日常にするためのムーブメントを創出するべく、東京都が推進しているプロジェクトです。

小学生を対象とした「エシカル消費」体験。

今回で「TOKYOエシカル体験ツアー」は第3回目を迎えるそうです。
そして協賛企業として三栄コーポレーションさんで開催される今回のツアーは、なんと「小学生向け」だというのですが・・・

「小学生向け・・・!?大人でも結構難しい定義の「エシカル消費」を小学生の皆さんは、理解できるのかな・・・?」と思いつつ、突撃取材で株式会社三栄コーポレーションさんにお伺いしてきました!
(今回は、三栄コーポレーションの山田さんにご協力いただき、潜入をさせていただきました!ありがとうございます!)

「ゴミってそんなに多いの?!」
ゴミ問題の深刻な現状について学ぶ

イベントの前半では、三栄コーポレーションの寺内さんと露木さんから社会問題の中でも身近な「ゴミ問題」について講義をいただきました。
「日本の家庭で出るゴミは、1年間で東京ドーム112杯分・・・。」
この地球の深刻な状況に対し「ゴミってそんなに多いの?」という驚きの声もあがり、より一層真剣な表情になる小学生の皆さん。

「持続可能社会をつくっていくために一人ひとりができるアクション」について全員で考え、小学生の皆さんが自分の生活の中でできるアクションについてアイデアを出しあう時間もあり、より身近に日常として捉えられている姿も見られました。
大人にとっても勉強になることばかりの「ゴミ問題」についての講義は、一つ一つ丁寧に、わかりやすく説明していただいていたので、小学生の皆さんにもしっかりと伝わっている印象でした。

実際にアップサイクルでつくられた海洋ゴミからできたバッグや、ソーシャルプロダクツ・アワードにてソーシャルプロダクツ賞を受賞している「AIRPAQ(※後述)などの商品の背景やアップサイクルの仕組みについて説明をしていただき、小学生の皆さんも興味津々!

小学生の皆さんは、学校でもしっかりと「環境問題」について学んでいるようで「エシカル消費」についても強く興味を持ち、積極的に理解を深めていました。
三栄コーポレーションさんの取り扱っている商品のコンセプトにも共感し、デザインにも心を躍らせることができていて、親御さんへ「大切に使うから僕もこのバッグが欲しい」と、おねだりするような場面も見受けられました。

お野菜染めワークショップがスタート!

ワークショップで使っている材料は、三栄コーポレーションさんのエシカルコットンで作られているトートバッグと、合同会社Lápiz Privateさんがつくっている「へんてこりん野菜」から生まれた「べじからふる絵の具」です。

引用:https://www.lapizprivate.com/

「べじからふる絵の具」から
規格外野菜の食品ロスについて考える

規格外のお野菜たちを「へんてこりん野菜」と呼び、これらを原料とした絵の具を作っている合同会社Lápiz Private(ラピスプライベート)さん。
お野菜には、厳しい基準があり、店頭に並ぶことができないものがたくさんあります。
「形が少し違うだけなのに、捨ててしまうのはもったいない」という考えから、こうやって別の形に生まれ変わり活用されています。

小学生の皆さんも、絵の具の匂いを嗅ぎながら「本当だ!野菜の匂いがする!」「野菜って食べるだけじゃないんだ!」という風に体感をしながら、お絵描きを楽しんでいました。

幼少期の「体感」が「当事者意識」をつくる

今回ご縁あって、小学生の皆さんが「エシカル消費」について学ぶ機会に立ち会うことができ、強く感じたのは、「百聞は一見にしかず。いやいや、それ以上に、一アクションにしかず。」だと思ったのです。

YOT WATCH(※後述)をプレゼントしてもらって喜んでいる小学生さん

「体感」が「当事者意識」をつくるということです。
幼少期の体験や習慣により、人の「意識」や「価値観」は形成されていくのだろうなと想像をしてみると、小さな頃から「地球にやさしい暮らし方」や「エシカル消費」について意識的に体感・経験をさせてあげることで、より一層「当事者意識」を持って、「日常」の中で実践できる人が増えていくということになります。

今回の「TOKYOエシカル」×「三栄コーポレーション」さんが開催してくれたこのツアーは、まさに、次世代の彼らにとってミライにつながる(つなぐ)「学習体験」だったと思います。

他国と比べると、まだまだ「エシカル」に対する意識がそれほど高くない日本ですが、今回の「TOKYOエシカル」×「三栄コーポレーション」さんのイベントのように、小さなこどもたちに「エシカル消費」や「地球にやさしい選択」について「体感」させてあげられるような取り組みをする企業や団体がもっと増えれば、少しずつ「習慣」「価値観」が形成されていき「エシカル」であることが一般的だと思える世の中や文化へと移行していくのではないかな?と思ったジャスミンでした。

さいごに

三栄コーポレーションさんの取り組みについてご紹介します。

HPはこちら

三栄コーポレーションさんは、生活関連用品の専門商社です。
生活にまつわる製品を扱っているからこそ、地球・未来の世代に向けた「Our EARTH Projectというプロジェクトを立ち上げて「エシカル消費」の推進活動をされています。そしてソーシャルプロダクツ・アワードでも2年連続でソーシャルプロダクツ賞を受賞されています。

ソーシャルプロダクツとは、企業および他の全ての組織が、生活者のみならず社会のことを考えて作りだす有形・無形の対象物(商品・サービス)のことで、持続可能な社会の実現に貢献するものである。

エシカルとソーシャルプロダクツの違いや詳細の説明はこちらの記事で書いています。

※ おもちゃから生まれた腕時計「YOT WATCH」

https://www.apsp.or.jp/product/spa2023_034/

※ AIRPAQ 車の廃材から生まれたバッグ

https://www.apsp.or.jp/product/spa2022_016/

日々「エシカル消費」について考え続けて商品を扱っている三栄コーポレーションさんならではの「エシカル体験ツアー〜リサイクルコットンのオリジナルエコバッグを作ろう〜」という企画は、まさに環境問題と向き合いながら事業を行う現場の生の声でもあり、実感・体感の連続で大変勉強になりました。

この会を企画した三栄コーポレーションの山田さん

「子ども向けだからと簡単に教えるのではなく、しっかりメッセージを伝えていいんだと実感しました。モノだけではなく、コミュニケーションにも思いやりやストーリーがある。それがエシカルの本質だと思っています。その本質を伝えられるような取組をしていきたいです!

三栄コーポレーションさんのように、明るい未来を創造していく若い世代に向けて「地球にやさしい消費」を体感できるような機会を設けてくださる企業の存在自体が、とてもソーシャルグッドですよね!
素敵なお取り組みに立ち会うことができて嬉しかったです。

「TOKYOエシカル」の皆様、「三栄コーポレーション」の皆様、今回は突撃取材にも関わらず、貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました!!!
今後も、ジャスミンが急にイベントに登場するシーンがあるかも知れません!その時も、どうぞよろしくお願いいたします!(最後まで図々しい!)

TOKYOエシカル体験ツアーの動画はこちら

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