キャリアカウンセラーから人事に転職して8ヶ月で退職した話

2019年4月にネオキャリアに転職してから8ヶ月。
転職することになりました。12月からは3社で業務委託として働き、2020年1月から正社員として再度スタートです。

今回の転職活動は学びも多く、僭越ながらnoteに残したいと思います。

【こんな方の参考になれば】
・人材業界から採用人事に転職したいと考えている方
・人事をやっているけど、自身のキャリアに悩んでいる方

▼前提として

ネオキャリアは色々な話も会社ではありますが、個人的にネオキャリアが嫌いだとか、ブラック企業だったとかは一切ありません。中途採用部のみなさんは本当に暖かく、自分のやりたいことは手をあげれば挑戦させていただける環境でした。
一言で済ませることはできないのですが、言うならば「ミスマッチ」だったと思います。(自分の考えの甘さもありました・・・)

▼なんとなく「次は人事」だと考えてしまった

ネオキャリアに転職する前に勤めていたUZUZでは、リクルーティングアドバイザー、キャリアアドバイザー、採用担当、マネージャー、地方創生事業などを経験させていただき、まだまだ未熟ながらも視野が広がったと思います。

当時年齢が29歳だったこともあり、30歳を前に次のキャリアに挑戦しなきゃと考えていました。漠然と今のままでいる不安を感じていました。

人材業界に長くいたこと、UZUZで採用を経験していたことから「次は採用人事かな」と思い、採用人事を軸に就職活動を行なっていました。経験はあると言ってもそこまで採用人事を長く行なっていたわけではなく、採用人事として多くの経験が積める会社に絞っていました。

急拡大中のベンチャー、年間採用数の多いメガベンチャーの選考を受け、メスライオンとして有名な宇田川さんが中途採用部の立ち上げを行なっているということでネオキャリアに入社することを決めました。

▼なぜネオキャリアに入社を決めたのか

ネオキャリアは既存の人材領域だけではなく、新規のテクノロジー領域(HR Tech、Fintech)にも力を入れており、様々な職種の採用に関わることができ、採用広報も担当できる部分に魅力を感じました。

結論として、この考え方は間違っていなかったと思います。実際に多くのポジションの採用に関わることができましたし、採用広報に関しても短い期間でしたが、WantedlyやPR Tableの運用など経験できました。

宇田川さんからも採用人事としての心構え、求職者とのコミュニケーションなどテクニックだけではなく、人事のあるべき姿を教わりました。

また、中途採用部のメンバーの方々も優しく、恵まれたメンバーと一緒に仕事ができました。様々なバックグラウンドのメンバーが集まっており、それぞれ個性的なメンバーだったと思います。本当に感謝しています。

その他の事業部の方々も気さくで、採用に対しても協力的な方々ばかりでした。若くて勢いのあるメンバーを幾つも修羅場を経験した中途メンバーが引っ張る強い組織だと思います。

社員インタビューでお話を伺った方々も、それぞれ芯を持っており、刺激をいただける方ばかりでした。

▼なぜネオキャリアを退職したのか

上記で述べたように、退職した理由は「ミスマッチ」です。採用人事(専任)という仕事、組織フェーズの双方でミスマッチがあったと考えています。

◆本当に採用人事がしたかったのか?
ネオキャリアで採用を行いながら感じていたのはこれです。正直にお話すると、僕自身はすごく人が好きなタイプではなく、一人で黙々仕事をしたり、自分のペースで行動する方が好きです。ただ「誰かのためになりたい」という思いも持っていましたし、「他の人に負けたくない」とも思っていたので、キャリアアドバイザーという仕事は向いていたと思います。

キャリアアドバイザーとして、自身の正義に反することをやったことはないですが、売上が上がっていくことに喜びを感じていました。
やはりキャリアアドバイザーも営業要素はあると思います。自分の目標もありましたし、多く売上を上げること給与も変わります。僕自身も売上は大切にしていました。

採用人事も採用目標はありましたが、売上を出す部署ではなく、そこに対してはモチベーションの保ち方が難しく感じていました。

自分なりに半年考えた結論としては「採用を通じて事業を拡大できる」ことが喜びに感じていたポイントだと思います。UZUZでは、マネージャーとして事業拡大をミッションに仕事をしており、その手法としての採用でした。

採用活動をすることに面白みを感じていたわけではなく、採用することでメンバーが増え、事業が拡大していくことに喜びを感じていました。
採用はあくまで1つの手法に過ぎず、採用活動自体も営業活動に近い感覚だったと思います。

ネオキャリアでの採用活動も他社バッティングなどもあり、営業要素も求められますが、組織も大きく、採用することが目的になってしまっていたと思います。(あくまで個人の所感です)

◆組織の拡大フェーズに関わりたい
ネオキャリアは設立20年を迎え、従業員数も3,700人程度います。大きな組織ではありましたが、新規事業も多く、ベンチャー感の強い会社です。組織フェーズ的に守りにも力を入れており、フロント以外のメンバーも多く在籍しています。

ネオキャリアがさらに大きくなっていく過程に関われることは面白いと思いつつも、少し入り込めない寂しさも同時に感じていました。

こればかりはどうしようもないことですが、立ち上げ当初の大変さや面白みは感じることができず、その話に共感することもできません。
それはやはり味わった人にしか分からないことだと思います。

社員インタビューを通じて、新規事業の立ち上げや事業拡大の話を聞き、羨ましいと思うことも多くありました。大変ながらも日々ワクワクしながら仕事に取り組んでおり、事業が形になったり、売上が大きくなっていく面白さを感じられていました。

僕自身もそこに関わりたいと社員インタビューを通じて強く思うようになりました。

▼採用人事に求められる要素は何か

あくまで個人的な意見ですし、他の方も言われていますが、本当に大きいのはこの1つです。

◆その会社に愛情を持てるか
僕は愛情を持つことができませんでした。これに関しては多様な価値観があるとは思いますが、ネオキャリアはある程度できあがっているように感じてしまいました。その過程に様々なことがあったと思いますが、そこを経験していない自分が深い愛情を持てるかという部分に不安を感じました。

その自分が採用をしていることに疑問を感じることも多くあり、モヤモヤしていました。採用担当は面接で会社のことを愛情たっぷりに語る必要もありますし、会社のことを深く理解している人が行うべきだと思います。

入社して半年程度ということもありますが、やはり僕のなかでは昔を知らないという部分は大きく引っかかっていたと思います。
立ち上げ時の大変さや面白みがあるから深い愛情に繋がっていくのではないかと。

僕自身はそれがなければ、採用はできないと思いました。(あくまで僕はですよ)

▼人材業界からのキャリアって何があるのだろうか

人材業界から採用人事に転職する方は多くいると思いますし、それ自体は悪いことではないと思います。人材業界にいたからこそ、活きる経験も多く、営業要素もあるから採用決定の執念も強いと思います。

ただ僕みたいに「なんとなく人事かな」と思っているのであれば、オススメしないです。
人材業界で働いていて何をやりがいに感じていたのかを考える必要があると思います。

・売上の拡大
・顧客の事業拡大
・求職者様からの感謝

などなど様々な角度から考えることができると思います。それをさらに分解し、同様なことが感じられる仕事は何かを考えます。

僕自身は「自社事業の拡大」に面白みを感じていましたので、少数のベンチャーで事業の立ち上げフェーズが合っていると思いました。
また、自分に合った仕事や働き方を見つけることに対する課題を解決したい、多くの方ではなく、目の前の方に価値を提供したいという思いがあったので、やはり人材業界がよいと思いました。

あとは事業だけではなく、採用や組織作り、バックオフィスなどにも興味はあるので、将来的にはそういったキャリア形成ができる会社が理想だと考えました。採用という仕事は好きですが、やはりスタートは事業に関わりたいと思いました。

上記は僕の場合ですが、他にも色々あると思います。
SaaSのカスタマーサクセスなども顧客に長期的に関わりながら事業拡大に関われる点では人材業界と似ていると思います。

▼これから何をするのか

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