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ボイストレーニングをはじめる。

2020年までは、大学の公開講座で、アドラー心理学をはじめ、筋トレ、健康法、英語などを学んでいたが、ここの所、新たなことを学ぶ機会は放送大学以外はなかった。

そこで、新たな学びを得ようと色々探していたが、なかなか見つからない。

興味があったのは、腰痛予防にもなる体の上手な使い方を教えてくれる古武術、合気道などの運動系。

しかし、通うのが大変だし、仕事が忙しいときは行くのも億劫になりそうだ。もし怪我でもしたらと思うと乗る気がしない。

そんな中、たまたま動画で「ボイストレーナーが歌う〇〇」というのを見て、声の美しさと歌に魅了されてしまった。

その配信先を調べてみると、無料体験があり、ボイストレーナーが歌い方・話し方を教えてくれるという。

歌を歌う機会がないが、話す機会は結構ある。もともと活舌が良くないので、話し方を学ぼうと決心し、体験に行ってきた。

インストラクショナルデザインを学んだせいか、先生の教え方が気になる。

体験会は30分なので、教える先生は、とても急いで教えてくれた。

しかし急いでいるのにも限らず、準備運動から、声の出し方、呼吸法、発音の仕方をざっと的確に教えてくれた。

なぜ準備運動なの?と思ったが、緊張と筋肉をほぐすこととが声を出す重要な要素なのだ。手のストレッチから始まり、首周りのリンバの流れをよくして、腰回りの動きも良くする。

その次に、声帯を閉じてしっかり声を出すことを教えてくれた。普段声を出すときには、声帯を閉じて発音しているなんて意識さえしなかったが、閉じて発音すると声が通ることと、閉じる筋肉のトレーニング方法も学んだ。

それから、呼吸法を教えてくれて、声を出すときは、腹式呼吸で大きく吸って長く深く吐き出すことを教えてくれた。大切なのは、丹田というおへその下を意識しながら呼吸をすることだそうだ。またあばらを開いて呼吸を開くことが大切なんだとか。歌手が息継ぎの声を出さずに歌えるのも、この呼吸法をマスターしているからということも教わった。

最後には実際にマイクに向かって、先生から渡された短い文章を読み上げるレッスンをした。「アメンボ、赤いな、あいうえお」このことばをゆっくりていねいに言葉として発する。次に言葉の母音のみを抽出して読み上げる「あえんお、ああいあ、あいうえお」母音をはっきり発音することで、言葉にめりはりが付きはっきり発音できるようになるそう。

実際にやってみると、確かに活舌が良くなっているような気がする。

また、口角を上げ、奥歯を開くと声がはっきり明るくなることも教えて体験させてくれた。

短い時間だったが、話し方の基礎をしっかり記憶に残るように教えてくれた気がする。

入会は日を改めてからしようと思っていたが、当日入会すると2回分トレーニングが無料でついてくるという魅力と、後日には気が変わるかもしれない弱い自分に負けないように、その日に決断した。

はじめなければ、何も得られないし、自分に合わなければいつでも辞められる。そんな勇気づけの言葉を自分に言い聞かせながら、来月から頑張ろう!

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