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概要　このページでは「今日は何の日？」にちなんだクロスワードパズルを毎日提供しています。昔のことを思い出し，それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供！（たぶん）

クロスワードにチャレンジ！

今日は何の日（ヒント）

5月8日はジョン・スチュアート・ミルの亡くなった日です。

ミルはイギリスの哲学者です。バートランド・ラッセルたちに大きな影響を与えた哲学者です。

ミルは少数者の意見が抑圧されるべきではないと言っています。理由は，少数者の意見が正しい場合には，その正しい意見を無視してしまうことになるし，少数者の意見が間違っている場合には，その間違った意見を修正し正しい意見を導く機会がなくなってしまうからだと言っています。

世の中に正しい知識（ちしき）が増え誤った意見が少なくなっていくためには，意見が正しいのか間違っているのかという議論が必要だということでしょう。けっして，多数者の論理（ろんり）で，なにが正しいか何が間違っているかを決めるべきではないという考えがあるのだろうと思います。

現在は多様性の社会であるといいます。これまで少数者の意見は押さえ込まれることが多かったですが，そういう雰囲気もずいぶん変わってきた印象があります，さまざまな背景をもったひとが議論（ぎろん）していく場合，その議論の仕方を考える必要があると思いますが，ミルは議論の方法について考えた哲学者と言えると思います。

ところで，自分の考えを述べるとき，ひとは知らず知らずのうち間違いをします。ひとはどのような間違いをしがちなのか，ミルは考察しています。一番多い間違いを，アプリオリな間違いとミルは呼んでいます。

例えば，なにが倫理的に正しいのか間違っているのかという判断はうまれついて人間がもっている判断だ前提して，あるひとが倫理について議論をしているとします。しかし，その前提の確からしさは示しようがありません。あることに関する判断能力を生まれながらに人間がもっているということを証明する手立てはないのですから，このような前提を立てて議論することはまちがっています。このように正しさが確認されていない知識を前提として議論するとすることをアプリオリの誤りとミルは呼びました。

5月7日の答え

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