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毎日クロスワード。5月11日,萩原朔太郎の亡くなった日!


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概要 このページでは「今日は何の日?」にちなんだクロスワードパズルを毎日提供しています。昔のことを思い出し,それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供!(たぶん)

クロスワードにチャレンジ!

今日は何の日(ヒント)

5月11日は萩原朔太郎の亡くなった日です。

萩原朔太郎は日本近代詩の父と呼ばれる詩人です。

萩原朔太郎,とくかく学校というものと相性が悪かったようです。小学校のときは除け者にされ,中学校のときには学校にいかず森のなかを歩き回っていたり,高等学校のときには,入学するも退学,入学するも退学を繰り返しました。

これほど学校と相性が悪いのに,ずっと学校に行こうとしていたのは,本当にすごいことです。結局,どの学校とも折り合いがつかなかったというのも,またすごいことです。萩原朔太郎もすごいが,それを支援した親もまたすごい。これほどの落第を繰り返しても,ずっと再チャレンジをさせるというのは,なかなかできることではないです。

萩原朔太郎の作品に,「非論理的性格の悲哀」というものがあります。

ドストエフスキー,トルストイ,ニーチェといった天才は常に自分のなかに相反するふたつの傾向をもっている。純真さとともに世俗的なもの,矛盾したものをもっている。ドストエフスキーについては,悪魔(あくま)的なものと純真なものが同居していると述べています。

朔太郎自身もやはりそうした矛盾した非論理的性格であると書いています。学校に行っていたころ,ある先生からは真面目(まじめ)な学生としてみられ,別の先生からは不良としてみられていたと書いています。

このような相矛盾するような傾向がひとりの中に同居していることは何も天才に限ったことではなく,なんでも具体的なもの,つまり現実にあるものは,すべて矛盾をはらんでいると彼は言います。

このような相反することを同時に追求するというのは,非常な苦痛があるはずです。しかし,それを乗り越えたひとたちも実際たくさんいるのですが,まず乗り越えるためには,自分自身がそうした非論理的性格をもっていることの自覚(じかく)とその効用を知ることが必要でしょう。

異なる傾向のあることを認め,それを眺めることで,より自分自身に気づいていき,多くの発見や創造があるのでしょう。

5月10日の答え

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