Yoshinobu Wakamatsu

貸付投資のオンラインマーケット「Funds」を運営するファンズ株式会社の取締役 CTO…

Yoshinobu Wakamatsu

貸付投資のオンラインマーケット「Funds」を運営するファンズ株式会社の取締役 CTO & プロダクト開発本部長です。

マガジン

  • Inside Funds

    • 69本

    Funds(https://funds.jp)を運営するファンズ株式会社のメンバーの記事をまとめたマガジンです 🙋‍♀️

最近の記事

マネジメントは人への理解が重要という話

ファンズ株式会社 CTO の若松(@yshnb)です。 今回からはしばらくの間、「CTO の思考シリーズ」として私自身の考え方を書いてみようと思っています。第1回はマネジメントについてのお話です。 マネジメントの中でも、ここでの対象としてはピープルマネジメントに焦点を当てたものです。 今回は組織のマネジメントに携わる中で、個人的なマネジメント観として重要と考えているトピックを書いてみました。 マネジメント手法の一般論と限界ピープルマネジメントの手法として知られている方法

    • 開発組織のバリュー策定から4年経っての振り返り

      ファンズ株式会社 CTO の若松(@yshnb)です。ファンズの開発組織では4年前の2020年初頭に開発組織としてのバリュー(行動指針)を策定しました。 ファンズにはファンズ株式会社のバリューもあるのですが、それとは別に開発組織としてバリューを策定したものです。 4年間という期間の中で開発組織のメンバーも入れ替わりが生じたほか、規模も拡大し、このバリューを決めた当時のメンバーの方が少なくなりましたが、そんな今の時点での開発組織のバリューはどう機能しているのか?(あるいは機

      • 自律的意思決定を促すルールと組織文化 ~バナナはおやつに入るのか?~

        この記事は「Funds Advent Calendar 2023」3日目の記事です! こんにちは、ファンズ株式会社 CTO の若松 ( @yshnb )です。今年も年の瀬、いつのまにやらアドベントカレンダーの季節がやってきました。月日が経つのは早いものです。 CTO らしくファンズの技術的パースペクティブについてでも書けばよかったかなぁと思うものの、今回のテーマであるルールや組織文化というトピックについて書いてみたかったこともあり、これをバナナがおやつに入るのかどうか?と

        • 財務諸表というフレームワークで考えるソフトウェア開発と技術的負債

          この記事は「Funds Advent Calendar 2022」21日目の記事です。 ファンズ株式会社 CTO の若松と申します。 今年も例年通り Twitter の運用は三日坊主となり、 note についても筆を断ったまま2022年を終わりを迎えようとしていたところ、アドベントカレンダーの時期が来ていました。 せっかくの機会ではあるので、以前から漠然と思っていた考えを整理してみたいと思い、この記事では財務諸表を読み解く概念的な考え方を使い、技術的負債について読み解い

        マネジメントは人への理解が重要という話

        マガジン

        • Inside Funds
          69本

        記事

          スタートアップの CTO に求められる役割

          この記事は CTO Advent Calendar 2021 12/22 の記事です! 貸付投資のオンラインマーケット「Funds」を運営する、ファンズ株式会社 CTO の若松と申します。 Twitter を見ていたところ、ログラス CTO の坂本さんがこんな企画をされていたのを拝見し、僭越ながら参加させていただくことにしました。 前提: 自分の現在の立ち位置について前提として、先に自分の立場を簡単に述べておきます。 ファンズ株式会社は2016年11月に設立されたスタ

          スタートアップの CTO に求められる役割

          Funds というサービスの開発を続けて感じる、持続可能な開発に必要なこと

          この記事は Funds Advent Calendar 2021 14日目の記事です!🎄 ファンズ株式会社 CTO の若松と申します。弊社のアドベントカレンダーではみんな楽しそうな記事を書いている中、なんだか文字ばかりの無味乾燥な記事を書いており「あれ?もしかして空気読めてない…??」と感じています。。 リアルではもっと気さくな人間のつもりなので(?)、もし少しでも関心持っていただけそうであれば、あるいはただ雑談してみたい人も、ぜひカジュアル面談リクエストしていただけると

          Funds というサービスの開発を続けて感じる、持続可能な開発に必要なこと

          ファンズの開発組織で実現したいこと

          この記事は Funds Advent Calendar 2021 2日目の記事です! ファンズ株式会社の若松(@yshnb)と申します。 貸付投資のオンラインマーケット「Funds」を運営するファンズ株式会社は、2021年11月に5周年を迎えました。僕自身、ファンズは会社の創業時から在籍していた会社なので、この会社に関わって5年も経ったのだなぁと考えると、なかなか感慨深いものがあります。 またこのタイミングで、僕自身は執行役員CTOに就任しました(& プロダクト開発部長

          ファンズの開発組織で実現したいこと

          Fundsで実施してきた社内勉強会(オンライン読書会)の振り返り

          Funds のプロダクト開発部では、2020年の初頭より約1年間、「データ指向アプリケーションデザイン」の読書会を実施してきました。 この読書会もようやく最後まで読み終わり、振り返りの機会と今後の勉強会をどうしようか?という話をしたので、チーム内向けのまとめも兼ねつつ今回はこの振り返りで話したことをご紹介したいと思います。 これまでの読書会の実施形式これまでの「データ指向アプリケーションデザイン」読書会は、次のような形で実施してきました。 各章ごとに事前に担当者を決めて

          Fundsで実施してきた社内勉強会(オンライン読書会)の振り返り

          FundsでのHTMLメールレンダリング

          今回はかなりニッチなネタですが、HTMLメールについて。 Funds のサービスから自動的に送付するメールは、HTML/テキストの両方を含むマルチパートメールとして送信しています。 HTMLメール自体はあまりサービスにおいて本質的なものではありませんが、今回は昨年行った、このHTMLメール送信のサービスを切り出した話を述べてみたいと思います。 マルチパートメールの仕組みまずはじめに、HTMLメールで使用されるマルチパートメールの仕組みを簡単に説明しておきます。 マルチ

          FundsでのHTMLメールレンダリング

          開発組織のバリュー(行動指針)を作った話

          こんにちは、ファンズ株式会社の若松( @yshnb )と申します。現在は技術部門であるプロダクト開発部の部長を務めています。 2020年も年の瀬、メンバーからも note の記事を書けと言われて久しく時が経ち、ようやく重い腰を上げて筆を執ることにしました。 今回は少し時期を遡り、2020年の初頭、ファンズのプロダクト開発部において、チーム独自のバリュー(行動指針)を作った話を書きたいと思います。 なぜバリュー(行動指針)を作るのかサービスをローンチをした2019年当初は

          開発組織のバリュー(行動指針)を作った話