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NYに引っ越した話#1

私はNY在住の30代後半に差し掛かった女性です。NYに移り住み早10年が経ち、Noteを始めたことをきっかけに、その時を振り返ってみようと思います。

最初はまさか10年も住むことになるとは全く思っていなかったNY生活は2011年のまだ雪が残る春初に始まりました。

大学在学中に10ヶ月ほどカナダの田舎町に留学させてもらい、その間に初めてNYを訪れた。音楽が大好きで、洋楽をよく聞いていたので、よくPVなんかに出てくるNYに対して大きな憧れがあり、最初の旅行はカナダ内でなくNYだと決めていた。貧乏学生だった為、グレイハウンドという長距離バスで20時間ほどかけて行った。夜明けのマンハッタンを遠目で見た光景は一生忘れられない。

その後もカナダを観光すること一切なくNYに遊びにきていた。(今思えば本当にもったいない。。。) 私が若かったからそう感じたのか、実際にそうだったのか、その時代のNYは今よりも活気があり、エネルギーに満ち溢れているように感じた。NYが大好きになり、その頃は漠然と、いつか住んでみたいなぁ。なんて考えていた。

大して英語も上達しないまま、10ヶ月のカナダ留学が終わり、単位ギリギリで無事大学を卒業した私は、東京のアパレル(ブラック)会社に就職した。
余談だが、今でも留年する夢をみることがある。

会社はブラックだったが、それなりにやりがいもあり、切磋琢磨しながら頑張っていた。3年ほど経ち仕事にも慣れ、生活全体にマンネリを感じてい感じ、又20代半ばに差し掛かり、今後の人生どうしようかと漠然と考えている時に、カナダ留学で一緒だった大学の友達がドイツに住み始めたと聞き驚いたと同時に、日々の生活でだんだん忘れかけていた”アメリカにいつか住んでみたい”と言う気持ちを思い出した。

その友人とはたまに話す関係だったのだが、大学を卒業してからは連絡の頻度もだんだん少なくなり、1年ほど連絡を取っていなかった。その時丁度一時帰国中だったその友人に早速連絡を取ってみた。

彼女は卒業後、すごく特殊でなかなかハードな仕事内容の会社に就職していて、たまに愚痴など言い合っていたが、仕事を辞め、ドイツに移住したかも全く知らなかった。もともとドイツ語を勉強していた彼女はドイツに住みたいと言う気持ちはあったのだと思う。ざっくり言うと、日本での仕事に疲れ、ドイツで働く道を探し始めて、日系企業の面接を受けたらビザ付きで受かったから行ったと言う感じだったと思う。

影響されやすく、またその時の生活を何か変えたいと思っていた私は、すぐに何らかの形でNYに住む方法を見つけてみようと決めた。

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