モノバンドル株式会社の代表取締役を務めております、原沢です。日本モノバンドル株式会社は、本格的なグローバル化に向け、モノバンドル株式会社（2022年2月10日変更）に社名を変更しました。また、2021年3月31日をもちまして、1期目を終え、2期目のスタートを切ることができました。

私たちはNFTのインフラ「Hokusai」だけでなく、デジタル資産の監査・認証プロバイダー事業「SuperAudit」の提供も開始し、NFTの企業ではなくブロックチェーン技術を軸とした総合ソリューションカンパニーとしてサービスを提供させていただいております。

当記事では、私たちが根本的になにを作っているのか、どのようなものを提供しているか、ということについて書きます。以前、日本モノバンドルが次の10年でやることという記事において「Hokusai」と「情報化時代の組織」の2つのプロダクトを作っていると記載しました。

「Web3」の台頭と世界で生まれる混沌

弊社の説明の前に、この記事の内容の前提となる市場の状況について簡単に述べさせていただきます。

世界経済においては、金融緩和から金融引締への移行、戦争の勃発による世界情勢の不安定化が進んでいます。日本経済においてはドル円130円まで上がり、今後の先行きが不明瞭になっています。

最近のブロックチェーン業界では、Move to earnをコンセプトとして掲げるSTEPNがマスアダプションを始め、それに続く形でXX to earnをコンセプトに掲げるプロジェクトが増え始めています。一方、Terraなどの1兆円を上回る規模のプロトコルから1週間足らずでほとんどの資産がなくなってしまう事件が起こるなど、規模としては2018年を超えるような混沌を生み出しています。

トレンドとしての「Web3」が台頭して以来、事業者のニーズも多様化し、ブロックチェーン技術を基にしたサービスについてのお問い合わせも多くいただいております。

弊社は2021年6月に設立し、NFTのインフラ「Hokusai」を提供しておりますが、トレンドとしての「Web3」が台頭して以来、事業者のニーズも多様化しています。実際に、ブロックチェーン技術を基にしたサービス全般についてのお問い合わせも多くいただいております。

モノバンドル株式会社のプロダクト

冒頭で既に結論を述べてしまいましたが、現在のモノバンドル社はHokusaiやSuperAuditなどの個別具体的なプロダクトではなく「ブロックチェーン技術を軸とした総合ソリューション」をチームとして提供しています。設立して2年ですが、業界内外からさまざまな知見を保有するプレイヤーが集まり、チームの規模は40名（うち約半数がエンジニア）となっております。

HokusaiはWeb2エンジニアがWeb3サービスを簡単に作れるようになる開発ツール、SuperAuditはデジタル上に当たり前に資産が流通する世の中で利用者が安心して利用できるようになるためのデジタル資産の監査・認証プロバイダーサービスです。

当社では短期のトレンドを重視するより、10年後の当たり前になるようなプロダクトを想像して開発に臨んでおります。

しかし、私たちはHokusaiやSuperAuditをただ提供しているだけのことは少なく、多くの場合において、様々な事業者のニーズを伺い、それぞれに適した解決策を提供しているのが実態です。

モノバンドル株式会社が提供するサービス

また、今の「インターネット業界」という言葉が指す領域が幅広いように、ブロックチェーンを活用した業界も、これからさらに分岐していくと考えております。進化を続けるインターネットを活用した取引を、最先端の技術を活用し、あらゆる個人・法人を支援する企業として、多様な解決策を提供しています。下記はその一部になります。

専門性を持つメンバーが増え、大小問わず、様々なニーズに対して解決策を提供できる状態になりました。実際にいくつか、上記のサービスをご利用いただいております。

さいごに

モノバンドル株式会社は「Hokusai」「SuperAudit」のプロダクトを運営しておりますが、この流れの速い業界において、あらゆる方々に「解決策」を提供する企業となりました。モノバンドル株式会社は、ブロックチェーン技術を軸とした総合ソリューションカンパニーです。

我々自身も海外に存在する1次情報に触れ、日本語でパッケージを作成し、カスタマイズした形でサービスをいつでもご提供できるよう、社内における学習の機会や成長の機会を設けております。

今後も、様々なニーズに応えられますよう、サービスの拡大を目指しております。2期目のモノバンドル株式会社も、どうぞよろしくお願いいたします。