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Ender-3 V2のエレファントフットを滅したい

Ender-3 V2購入当時はとても綺麗に出力出来ていたのですが、最近エレファントフットが酷くて困ってます。
エレファントフットとは、積層式の3Dプリンターで起きる現象で、初期層が水平方向に膨らんでしまう事を言います。
象の足のような形になるのでエレファントフットと呼ばれています。

やたら綺麗な購入初期のやつ
最近のダメなやつ


ってか、それエレファントフットじゃなくない?

上でエレファントフットって言ったんですけど、多分これエレファントフットじゃないんです。
エレファントフットって言うのは

こういう感じで、初期層から綺麗なテーパーがついてるやつ。
私が悩んでるのは

こういう帯状?に膨らんでしまうやつ。
なんなら1stレイヤーはそんなに膨らんで無さそうなんですよね。

綺麗なテーパーになってるエレファントフットはベッドレベリングが出来てなくて、ベッドとノズルが近い場合に起こるようです。
私が悩んでるやつはどうも違うメカニズムで起きていそう。

現象の分析

キューブのZ方向厚みを測ってみると、なんと19.5mmでした。
0.5mmも短い。

想像するに、初期の何層かは何らかの理由でZ軸がスムーズに動いておらず、既定の位置よりノズルが低くなってしまっているのではないかと。

対策

色んな事を一気に試したので、これが決め手!っていうのが実はわかっていません。
多分どれも効いてるとは思う…。

ベッドレベリングをきっちりやる

まぁまずはこれですわ。当たり前ですけど…。
ノズルがベッドに近すぎると水平方向に膨らみます。
うちのEnder-3 V2はホーミング時とプリント時でZ軸のエンドストップ位置がズレるっぽくて調整に苦労します。
これはオートレベリングに替える予定。

XガントリーのVスロットプーリーをキツくし過ぎない

Xガントリーを保持しているVスロットプーリーですが、ここにガタがあるとZ軸のスムーズに動きにくいかと思ってタイト目にしてました。
これがどうも逆効果らしく、外側のプーリーが手で触ると軽く空回りするぐらいの緩さにしました。
リニアガイドに替えたいなぁ…。


プリントヘッドのプーリーはタイトに

ここがガタついてるといくらベッドレベリング頑張っても綺麗に出力出来ません。

リードスクリューガイドを追加

軸がブレてそうだったので余ってたベアリングでガイドを作りました。
エンクロージャー内は温度上がるのでABSです。

手持ちのナットとネジに合わなかったのでドリルで手直ししました。

最近気づいたんですけど、こういう穴は大体でプリントして径の分かってるドリルで追加工した方が確実に綺麗に出来ますね。
でもこれ、歪んだシャフトを無理やり抑え込んでて逆にダメだったりするのか…?

Z軸周りのネジ緩みチェック

以前Z軸の動きがおかしいな?と思ってたらステッピングモーターの固定がゆるゆるになってました。
念のためチェックしましょう。


色々やった結果

一応Z方向の精度は改善しました。

19.97!

調整前(左)と比べると良くはなってますが…やっぱりちょっと膨らんでる。

どうすりゃいいんや😂
あとはZのステッピングモーター位置をシムで調整するぐらい?
「こうすれば上手くいったよ!」って方がいれば教えてください…。

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